架空の「ドラマ」内に実在のお店が登場 店主もホンモノ セリフはアドリブ Aぇ! group正門良規が主演の京都に住んでいる気分になるドラマ

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登場人物の関係性や心情を描くドラマパートと、実際にある店舗でのリアルなやり取りを捉えたドキュメンタリーパートがシームレスに行き交う新しい試みの構成でお届けするドラマが完成した。

舞台は、他にはない不思議な生活の空気と時間が流れる町・京都。大阪で働く27歳の俊也(正門良規)は、京都でアンティークショップを営む従姉の佐紀(蓮佛美沙子)に呼ばれ、店を手伝うことに。京都でさまざまな人や、ものと出会い触れ合う俊也の中に、自分も京都に住んでみたいという気持ちがふつふつと湧いてくる…。主人公の心の機微とリアルな京都の息づかいを感じるストーリーが展開される。

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ドキュメンタリーパートでは実際にあるお店や店主のもとを俊也(正門良規)や佐紀(蓮佛美沙子)が訪れ、役柄の「俊也」「佐紀」として話を聞く。普段は本当に接客をしている実際の店主にリアルな話を聞き、俊也としての心情の変化が描かれる。

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今回訪れるのは飲食店、アンティーク、生活雑貨店など。ノスタルジックでかわいいボタン屋専門店や陶器のお店、地元で愛される和菓子やお漬物、こだわった照明専門のお店など、京都ならではの丁寧な製品、京都にしかないお店を中心にめぐりながら、20代の俊也、30代の佐紀、佐紀の友達でアラフォーの家具職人、平野奈緒(安藤玉恵)などの独特の悩みや視点で物語が紡がれていく。

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大宮俊也(正門良規)は美大を卒業後、大阪のディスプレイ会社で営業として働いている実家暮らしの27歳。ある日、従姉の市原佐紀(蓮佛美沙子)に呼ばれて、京都にやってきた。佐紀が営むアンティークショップを手伝ってほしいと頼まれたのだ。地下鉄から自転車に乗り換えると、軽快に鴨川べりを走り出す。昔から色彩の細かな違いに心を惹かれていた俊也。空の色、緑の色、影の色、日本の古い色…普段は家と会社を往復するだけの生活だが、京都に来るとそんな色彩の感覚が戻ってくるような気がしていた。こうして向かったのは、老舗和菓子店。佐紀が注文していた「松風」を引き取るためだ。だが、和菓子店とは思えない店構えに俊也は驚く。そもそも「松風」とは一体何なのか。おそるおそる店に入った俊也は、女将と16代目当主から松風や店の歴史について教えてもらう。

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松風を手に、佐紀の店に到着した俊也はさっそく店番を任される。姉のような存在の佐紀は、3年前に突然勤めていたアパレルの会社を辞めてアンティークショップを始めた。そんな“佐紀姉さん”のことを、俊也は「自由に生きているように見えてうらやましい」と感じている。夕方。佐紀の家で夕食を食べながら、俊也の実家の話をする2人。実は佐紀がアパレルの会社に入ったのは祖母や俊也の母の影響があったと明かし、俊也は少し驚く。そして食事を終えると、ついに松風の封を開けることに…。

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別の日、佐紀の家で食事の準備をしていると、「ただいま」と女性が入ってきた。家具職人の平野奈緒(安藤玉恵)は佐紀の年上の友人。初めて会ったのは半年前にもかかわらず、今は半同居人状態なのだという。どちらも京都生まれではない2人の出会いもとても面白いものだった。翌日は奈緒が京都の店を案内してくれることになる。

次第に京都の街が持っている息づかいに溶け込んでいく俊也は、佐紀にある決意を伝える…。

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ドラマ「京都のお引越し」12月29日(金)午後11時04分~ ABCテレビ(TVer見逃し配信あり)

出演:正門良規(Aぇ! group) 蓮佛美沙子 安藤玉恵

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