18歳の新妻に迫る「不倫」の影! ハイスペ夫の愛と嫉妬が渦巻く『18歳、新妻、不倫します。』第2話
WEST.の藤井流星が主演し、HKT48やIZ*ONEで活躍してきた矢吹奈子がヒロイン役を務めるドラマL枠の『18歳、新妻、不倫します。』。第2話では、矢吹演じるヒロインが“不倫妻”に近づき、藤井演じるハイスペック夫の嫉妬や葛藤が描かれた。
「三条グループ」のお姫様・明花(矢吹奈子)は、“お付き”のボディーガードだった藤宮煌(藤井流星)と結婚。それは、自由に恋愛するための「形だけの結婚」のはずだったが、煌は明花を本気で愛していた。
戸惑う明花に、親友の美織から連絡が入る。コンパで出会った好青年が、「もう一度、明花に会いたい」と言っているという。会いに行くと、告白され、「ついに恋愛(=不倫)のチャンス!」とニヤニヤが止まらない明花。そのまま彼と映画館デートを楽しみ、帰路につこうとしたとき、雷鳴が響く。恐怖に震える明花に上着をかけ、優しく守ってくれたのは……なんと煌だった。
「また後を付けてきたの? それともGPS?」と怒る明花に、「両方」と答える煌。「もうやめて。私、もう18歳よ!」と怒り心頭の明花に、煌は顔を近づけ、キスで唇を塞ごうとする。明花はとっさに煌を平手打ち。うなだれた煌は、明花の手を握り、「これ以上、何もしない」と言って歩き出す。明花は、幼い頃から、雷の日に煌が手をつないでいてくれたことを思い出した。
数日後、明花は煌の片腕となってオフィスで働いていた。バイクに轢かれそうになった明花を、煌が助けて腕を骨折。そのままでは仕事に差し障ると、明花の祖父の会長が「秘書になって、手助けしなさい」と明花に命じたのだ。
日中、煌と取引先を回り、疲れ果てる明花。その姿を見た煌は、「2時間くらい空きそう。どこか行きたいところある?」と優しく語りかける。公園の噴水広場で無邪気にはしゃぐ明花に、煌は目を細めた。
その夜、煌は家で仕事をしながら、ウトウト眠ってしまう。携帯電話が鳴っても起きない煌を見て、代わりに出る明花。相手は、昼間に会った取引先の社長だった。煌を飲みに誘おうと思ったと話す社長に、「私でよければ……」と答える明花。指定された店に行くと、社長は明花の体に触れ、強引に迫ってきた。その瞬間、煌が来店。社長に一升瓶を押しつける——。
前半は、明花に忍び寄る不倫の罠(?)と、それをことごとく打ち砕く煌の姿が描かれ、コメディテイスト強め。しかし後半は、煌の内面のドラマが描かれる。
オフィスで煌の部下たちが、「今日はボウリング」「その後は屋台だ」と盛り上がっている。明花は内心「ボーリング、やったことない。屋台? 行ってみたいな~」とうらやましそう。それを察知した煌は、「うちの妻も、連れていってくれ」と部下たちに頼んだ。
深夜に帰宅した明花は、「明日は回転寿司に連れていってくれるって。楽しみ~」と上機嫌。それに対して煌は「悪いけど、やっぱだめ。妻がほかの男性社員に交じって遊ぶなんて、体裁悪いでしょ」と冷たい。明花が「私がほかの男と遊ぶの、嫉妬してるんでしょ」と反発すると、煌は複雑な表情でその場を去った。
そして訪れる夫婦の離婚の危機。さらに2人の関係は、急展開を迎える……。
強く、イケメンで、仕事もできる完璧な煌。第2話では、そんな煌の人間らしい一面を、藤井が好演。「おまえ、早く俺を好きになれ」といったストレートなセリフでもキュンとさせる。矢吹は、明花が煌に向ける視線の変化を、繊細に表現。公園での輝く笑顔や、「歩道橋ドン」などでの揺れる表情でも引きつけた。
第3話の予告では「煌って、こんなにカッコ良かったのね」とときめく明花や、「初夜」という言葉に戸惑う煌の姿も。偽装結婚の行く末が、見逃せない。
『18歳、新妻、不倫します。』は、ABCテレビにて毎週日曜夜11時55分の「ドラマL」枠で放送中(テレビ朝日では毎週土曜深夜2時30分)。原作は、『王様に捧ぐ薬指』で知られるわたなべ志穂の人気コミック。脚本は『マルモのおきて』『ばらかもん』(ともにフジテレビ系)などの阿相クミコ。メイン監督は『来世ではちゃんとします』シリーズ(テレビ東京)の湯浅弘章が務める。
18歳の新妻に迫る不倫の影とハイスペ夫の嫉妬が渦巻く『18歳、新妻、不倫します。』は、TVerで無料見逃し配信中。これまでの放送回は「Netflix」と「Hulu」で配信。
<文・泊 貴洋>