謎は「りくりゅう」にも繋がる? 梅田の一等地がぽっかり空いてるの、なんでやねん!?

大阪・梅田を歩いていると、ふと目に飛び込んでくる不思議な光景がある。 阪急大阪梅田駅の北側、茶屋町エリアにある阪急電鉄本社ビル。その正面の一等地に、なぜかぽっかりと不自然なスペースが空けられているのだ。
【TVer】大阪・梅田の一等地に“空白の三角地帯”があるの、なんでやねん!?
■「幻の駅」説は即撃沈!「阪急村」に存在した“大人気スポット”

このミステリーに挑むのは、タレントの河合郁人とABCテレビの福井治人アナウンサー。ビル正面に不自然に残された三角形の空き地を前に、三角形の空き地を前に、「もともと何かがあったはず」と推測る河合と、「すぐ横を阪急電車が走っている。駅が関係しているのでは?」と考察する福井アナ。
地図を確認すると、線路は三角地帯を避けるように大きくカーブを描いている。
ふたりは「梅田駅をここに作ろうとしたが断念した“幻の駅”の跡地では?」という仮説を打ち立て、鉄道ライターの伊原薫さんにぶつけてみると———

幻の駅案は即座に却下! 伊原さんによると、現在の三角地帯は「公開空地」として地域に開放されているスペースなのだという。

そして本題はここから。
なんとこの場所には、1953年当時の人々を夢中にさせた、ある“大人気スポット”が存在していたというのだ!

■梅田といえば・・・観覧車?

かつてこの茶屋町一帯は、阪急の創始者・小林一三らが街の発展のためにさまざまな施設を仕掛けた「阪急村」と呼ばれるエリアだった。
真相を探るため、伊原さんから与えられたヒントは、「南側に歩いていくと『えっ?』と思うような違和感のある場所がある。それが答えとリンクしている」
というもの。
この言葉に「大勢が集まるエンタメ施設だ!」と確信したふたり。
線路沿いを南下しながら、近隣の氏神様・綱敷天神社でゴジラの御守り(映画『ゴジラVSメカゴジラ』で茶屋町が通過地点となった縁!)を発見しつつ調査を進める。


線路沿いを南下しながら、近隣の氏神様・綱敷天神社でゴジラの御守り(映画『ゴジラVSメカゴジラ』で茶屋町が通過地点となった縁!)を発見しつつ調査を進める。
そしてたどり着いたのが、HEP FIVEの「大観覧車」と「映画館」だ。

「これぞ阪急村の名残り! 答えは遊園地・テーマパークだ!」と自信満々のふたりに突きつけられた判定は・・・

まさかの「13点」(小林一三にかけた、なんとも言えない数字)!
伊原さんが指し示した線路の反対側にあったのは、なんと『アイススケートプロショップ』の看板だった。

■「りくりゅう」や坂本花織も通う! 氷上のトップアスリートを支える聖地

あの空白の三角地帯にあったものは、1953年に開業した本格的なスケートリンク。創始者・小林一三が「これからはスケートブームが来る」と先見の明を発揮して建設し、連日大盛況に。のちに卓球やボウリングも加わった一大レジャー施設『梅田スポーツガーデン』へと発展していった。

そして、スケートリンク開業と同年に創業したのが、さきほどのスケートショップ『小杉スケート』。当時はリンクの貸し靴などを担っていたが、現在ではフィギュアスケートやアイスホッケー用品を幅広く扱う全国屈指のプロショップだ。
驚くべきはその顧客層。
なんとここには、世界を魅了するペア「りくりゅう」の三浦璃来をはじめ、世界女王の坂本花織、千葉百音といったトップアスリートたちが、用具の購入やメンテナンスのために密かに通っているのだという。
「オリンピアン来てるじゃん!」と目を丸くする河合。
梅田の一角にあった小さな違和感は、今や世界を舞台に戦うフィギュアスケート界の最前線と見事に繋がっていたのだ。
■ リンクって、ダジャレだったのか
大都会・梅田のど真ん中に残された「空白の三角地帯」。
そこはかつて、戦後の人々に夢と娯楽を与えた伝説のスケートリンクであり、今なお日本のフィギュアスケート界を足元から支え続ける「聖地」の出発点だった。
伊原さんはここで「だから最初にヒントで言ったじゃないですか!『答えとリンクしています』って」と、ひとこと。
まさかの“リンク”と“スケートリンク”をかけたダジャレ!
このダジャレヒントには見事に一杯食わされたふたりだったが、街の何気ない違和感の裏には、時代を超えて受け継がれる熱い歴史のドラマが眠っているのだ。
この調査の模様は、情報番組『newsおかえり』(毎週月曜~金曜午後3時40分、ABCテレビ)内の「河合&A.B.C-Z塚田×福井アナ なんでやねん!?」9月15日放送回で紹介された。



