岡田義徳は「いい感じでいい加減な男」 40代になって変わったこととは?

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畑芽育と志田未来がW主演を務める、ドラマ『エラー』(ABCテレビ・テレビ朝日系・毎週日曜 後10:15)。とある女性を死なせてしまった中田ユメ(畑芽育)と、亡くなった母親が「自ら命を絶つわけがない」と真相を追い求める大迫未央(志田未来)。大きな秘密を抱えたままの2人が友情を築いていく物語。そのストーリーの発端となる、未央の母・美郷(榊原郁恵)の転落死を担当する遠藤刑事を演じる岡田義徳さんに、気になるこれからの展開を伺いました。

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――ユメと未央、ヒロイン二人の親子関係物語のキーになると思いますがお子さんのいらっしゃる岡田さんは、親の立場でユメと未央を見ていてどう思われますか

うちは男の子だし、僕は男親だから、また違うと思うので、いいアドバイスはできないかもしれないな……。でも子供には、ウソはついて欲しくないですね。そこは男女に関係なく。

――人物相関図を見ると、ユメは「とにかく間違えてしまう女」、未央間違えないようにする女」と書かれていますが岡田さんご自身を「〇〇な男」と言い換えると何になるでしょう。

「いい感じでいい加減な男」だと思います(笑)。深く悩むことをやめたからかもしれないな。まぁ、年齢もあると思うのですが、深く考えても答えが出ないこともはあるし、考えたところでいい答えが出ないこともある。それがわからないと、ずっと考え続けて自分の首を絞めることになる。でも、だんだん年を取ってくると、「後で答えは分かるから、今は放っておいていいか」という考えにシフトできるようになるんですよ。そうなった時に、いい加減にいい感じになれたというか(笑)。ちょっと肩の力が抜けて、人を許せるようになったし、怒らなくもなったし、「大人になったんだな」と自分で思いました。ま、視野が広くなったんでしょうね。

――ユメと未央、そのまわりの人々と、遠藤刑事が関わるのは若いが多いですが、誰に一番共感できましたか。

ユメよりは、未央の方に共感できるかな……。20代でああいう苦しみを持って、先に進めなくなるってあると思う。その時にいい大人に出会って、いい導き方をされてほしい。自分の20代の頃を考えたら、そういうこともあったし。

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――岡田さんは、演劇のワークショップを開催して後進の指導もされていますが、導く立場というのは意識されているところなのでしょうか。

ワークショップをやっているのは、自分が持っている知識や経験を若いうちに得られていたらもっと技術力が上がると思っているから。お山の大将をするような世の中でもないし、自分の力がみんなの力になればいいなと思って始めました。でも、そう思えたのも、大人になったからなんでしょうね。余裕ができたんだと思う。

若い方と一緒にお仕事をしたいんですよ。自分が「古い」人間になりたくないし、自分が「できている」と思いたくないし。若い子たちとやっても自分の方が「できていない」という姿勢で臨みたい。そうすると、若い子から得るものあるので。それが楽しいんですよ。自分磨きも兼ねて……なのかな。

――そういう風に思えるようになってきたのって、いくつぐらいからですか?

40歳を超えてからかもしれないですね。30代までは自分のことでいっぱいいっぱい。自分が前に出られるように頑張ってきたけれど、「そうじゃなくて」という気持ちに至ってきたのかもしれない。

――まさしく「四十にして惑わず」ですね。

そうですね。今、40代でいっぱい仕事をしたいのは、50代を生き抜くための力をつけるためだと思っているし。

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――10年後を見据えて……、なんですね。岡田さんのこの先のビジョンというのは?

それがね、あまりないんです(笑)。ビジョンを決めて到達できなかったらショックだし、決めたらそこに行かなきゃいけない気分になっちゃうし。10年後の目標みたいなものもあるにはあるんだけれど、そこまで大きいものでもなくて。それより、1年1年いい歳の取り方をしたいと思っています。無理をしないで。

――遠藤刑事のプロフィールには、「刑事としての一線を超えていく」と書かれています。この先、どうなっていくのでしょう。

これはもう、観ていただいてのお楽しみですね(笑)。事案を早く終わらせようとしていた刑事が、転落死にちゃんと向かい合おうと思ってから、いろいろな方と関わり合いを持って、その中で真実が見えてくる。その真実が見えてきた時に、どう向き合うか……というのが後半の見所になってくると思います。遠藤刑事の一線が何なのかを含めて、この先の物語に期待してください。

ドラマ『エラー』は、ABCテレビ・テレビ朝日系列で毎週日曜夜10時15分放送。放送終了後、TVerで見逃し配信。

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※榊原郁恵の「榊」は「木へんに神」が正式表記


取材・文/坂本ゆかり

ヘアメイク/長島由香(MARVEE)
スタイリスト/椎名倉平

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