岡田義徳が、木更津であの名作ドラマのロケ地巡りをしてびっくり!?

畑芽育と志田未来がW主演を務める、ドラマ『エラー』(ABCテレビ・テレビ朝日系・毎週日曜 後10:15)は、とある女性を死なせてしまった中田ユメ(畑芽育)と、その女性の娘で生きる意欲を失った大迫未央(志田未来)が、真実を知らないまま友情を育んでいく物語。岡田義徳さんは、未央の母・美郷(榊原郁恵)の転落死の担当刑事・遠藤孝彦を演じている。

――遠藤刑事はどのような人物だとお考えですか。
遠藤は寂しい人だと思うんですよね。それを一人でなんとか乗り越えようとしている。そんな人は世の中にはたくさんいるけれど、その中の一人のような気がします。
複数の感情をいつも持ち合わせている人物だけれど、演じている時は感情表現みたいなものを極力減らして、視聴者自身に感じ取ってもらえるように演じています。
――遠藤刑事がいることで、登場人物たちの「人の過ち(エラー)を赦(ゆる)す」「後悔をなくす」という部分が深く描けているのではないかと思いました。
そうですね。だからこそ、考え方の違いや自分が向かうべき方向の違いはあると思うけれど、遠藤としては「悪くならないように導いてあげたい」という思いがすごく強いのではないかなと思っています。

――「人の過ち(エラー)をどこまで赦せるか」というのは本作の見所の一つだと思いますが、岡田さんが許せないことって何でしょう。
内容にもよりますけれど、その人自身が自分の過ちに気づいていれば、許せるかな。それ以上のことは、望まないかもしれないです。大人になって、寛容になったのかもしれないですね。そこに時間を割きたくないし、気持ちを割きたくないし、もっと自分のことに気持ちを割きたいと思うから。
「許せない」と遮断することって、結局自分の世界を狭くしてしまうと思うんですよ。だから許せないことがあってもいいと思います。まぁ、小さいに越したことはないけれど(笑)。特に子供を持つと、そういうところで生きて欲しくないと思うから、「ウソはダメだよ」ときつく言っていますね。
――遠藤刑事はウソを追い詰めていく立場でもありますが、岡田さんは、人のウソを見抜くのが得意なタイプですか?
得意だと思います。なぜかというと、自分がそれだけウソをついてきたから。経験ですね。ウソをついたことがない人ってウソを見抜くこともできないと思うんです。僕は、ウソでたくさんの失敗をしたし、失ったものもたくさんある。だから、そこから学んだことってたくさんあって。ウソはついちゃいけないけれど、つかないと経験できないこともあると思っています。

――ドラマのロケ地が木更津だったということで、岡田さんは『木更津キャッツアイ』のロケ地巡りをされたとか。
はい、行きました。ちょうどロケ場所が、昔『木更津キャッツアイ』で使っていた場所と近くて、「懐かしいな」と思って歩いてみたんです。でも当時の面影はなくなっていました。家や建物もなくなって、更地になっていて、人が住んでいない土地になっていた。全く違う所みたいで、時の流を感じました。寂しいですね。
――岡田さんは、撮影現場でお誕生日を迎えられたそうですが、いかがでしたか。
もう年齢的に、誕生日を祝われるのが恥ずかしいです(笑)。僕の誕生日は3月なので、作品がクランクインして間もないことが多くて、スタッフとの関係がまだ固まっていない場合は微妙な空気になることもあるんですよ(笑)。でも、今回は盛り上がりました。やっぱり祝ってもらうのは嬉しいですね。
――ドラマ『エラー』の面白さはどういうところにあると思いますか?
先ほど話に出てきた、「赦せる・赦せない」ということだと思います。過ちの大きさ含めて、どうやって赦すか、赦せないか、赦さなくてもいいのか、それとも時間をかけて忘れることがいいのか……、そういう様々な思いが入っているドラマです。人によってまったく違う捉え方で見ることができると思います。人それぞれ、自分の好きなように感じながら見て欲しい作品です。(後編につづく)

ドラマ『エラー』は、ABCテレビ・テレビ朝日系列で毎週日曜夜10時15分放送。放送終了後、TVerで見逃し配信。
※榊原郁恵の「榊」は「木へんに神」が正式表記
取材・文/坂本ゆかり ヘアメイク/長島由香(MARVEE)
スタイリスト/椎名倉平



