『日本を東アジアのイスラエルにしてはいけない』論が中国で大盛り上がり!? 中東専門家はイスラエルに「1930年代の日本ってこんな感じだったのかな」

©ABCテレビ

最強専門家がニュースの正しいミカタを徹底解説する情報バラエティ番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(ABCテレビ)。久保光代アナがMCを務める番組公式YouTube「正義のミカタチャンネル」で4月21日に公開されたのは、4月18日土曜日の生放送後に収録されたトーク解説だ。中東研究の第一人者・高橋和夫氏と、中国に精通する近藤大介氏が、イラン情勢をテーマに“OA延長戦”を繰り広げた!

©ABCテレビ
©ABCテレビ

4月11日、パキスタンの首都イスラマバードで始まったアメリカとイランの和平協議は21時間後、物別れに終わった。4月7日に両国が合意した停戦は22日に期限を迎える予定だったため、2回目の対面協議が開かれるのかが焦点となっていたが…。

結局2度目の対面協議は白紙となり、アメリカのトランプ大統領は日本時間22日午前、イランとの協議が決着するまで停戦を延長すると発表。依然として米軍によるイラン港湾の封鎖措置は続いている。

こうした混迷する状況を受けて、東アジア専門家の近藤氏は、高橋氏にこんな質問を投げかけた。
「時間の経過はイランとアメリカ、どっちに味方するんですか」

©ABCテレビ

高橋氏は「イランの人たちは、時間は自分たちの味方だと思っていて。というのは、トランプさんは11月に中間選挙を控えてますよね。それまでにガソリンの値段を下げておきたいっていう気持ちがあるじゃないですか。イラン側は、とりあえず選挙は関係ないから」と話す。

さらに、「普段からイラン人のほうがずっと気が長くて」と高橋氏。「アメリカ人は、性格的にいつまでにやるとか、きちんときちっと時間通りにやるっていうのが大好きな民族ですよね」とコメント。アメリカ留学の際に驚いたこととして、「アメリカ人は遅刻しない」というエピソードも明かした。

©ABCテレビ

近藤氏は、もうひとつ質問をする。

「2015年(オバマ大統領政権時)にイラン核合意をやったじゃないですか。結局あそこに戻るんじゃないかっていうこの説はどうなのか?」

※核兵器開発に必要なウラン濃縮をイランに大幅に制限させ、その代わりに欧米側が経済制裁を解除する取り決め。その後、第1次トランプ政権時にアメリカが合意から一方的に離脱し、制裁を再開したためイランは高濃縮ウランの製造を始めた

すると高橋氏は、「結局そこに戻るんですけど、それだとトランプさんのメンツがないから。ちょっとだけ色つけて、オバマの合意よりトランプ合意がずっといいぞっていう落としどころを探してるんですよね」とコメント。

【動画】トランプ大統領が「俺は勝ったぞ」と言える“色をつけた”合意内容とは?

©ABCテレビ

「問題は、(イランへの爆撃で)犠牲になった方に対する補償。それから、たくさんのものが壊された、その補償をどうするか。ただそれはお金の問題ですから詰めていけばいいんですよね。だから原則で何か合意さえすれば、あとは時間をかけて…ということになる」(高橋氏)

この話を受けて近藤氏が「あとイスラエル要因ですよね」と高橋氏に話を振ると…?

©ABCテレビ

イランメディアによると、イランがアメリカ側に提案した10項目は次の通り。

©ABCテレビ

「最終解決策はまだ見えてないですけどね。でも、例えばイランが要求してる補償ってアメリカが払うわけないですよね、イスラエルも払うわけないですよね」
それでは一体どうするのか?
「例えばホルムズ海峡を国際管理にして通行料をとって、その8割はイランに払うとか。1割2割クウェート、アラブ諸国に払うとかいうことで、実質はイランが支配してても国際管理という名目にするとか」と高橋氏。

©ABCテレビ

「まあ外交官ってすごい賢い人たちで悪知恵がいっぱい出てきますから。解決しろって政府が決めればいろいろ案は出てくると思いますね」(高橋氏)

すると近藤氏がまたも質問!
「トランプはイスラエルを抑え続けられるんですか?」

高橋氏は「そこが問題なんですけどね。でもとりあえずは、俺がイスラエルに爆撃を禁止したんだって言ってレバノンに対する爆撃が一応終わったんですよね」としながらも、「イスラエルの国民はまだ戦争いけいけどんどんですから…」。

©ABCテレビ

ネタニヤフ首相は野党から叩かれて辛い状況にあるといい、「だからネタニヤフさんがまた爆撃を開始してトランプさんが止められなかったら、イランとの交渉はダメですよね」。

「イランにしてみたら、いくらトランプさんと交渉してまとめたって、ネタニヤフが爆撃するということで。だからレバノンはある意味、イランがトランプさんに投げかけてるテストなんですよ。ネタニヤフをちゃんと管理できることを示せと」(高橋氏)

イスラエル国内では「戦争を続けたい」と攻撃を支持している人が多いといい、高橋氏は「1930年代の日本ってこんな感じだったのかなとかね、イスラエルを見てて思うことが多いですね」とも発言。

©ABCテレビ

「日中戦争泥沼じゃないですか。で、(当時の日本では)やめろっていう感じはあんまりなかったみたいですね」(高橋氏)

ここで「イスラエルと日本の関係で言うと…」と近藤氏が切り出す。

「今、中国が言いだしてるのは、『日本を東アジアのイスラエルにしてはいけない』と。これが盛り上がってるんですよ」

©ABCテレビ
©ABCテレビ

「つまりイスラエルは戦争したくないアメリカを中東に引っ張ってきてイランに戦争をけしかけてやったと。同じように、日本は戦争したくないアメリカを東アジアに引っ張ってきて中国を叩くんじゃないかと」(近藤氏)

「ちょっと荒唐無稽なんですけど、日本から見るとね」としながらも、中国ではこの論が盛り上がっていると驚きの発言!

ここから、中国、台湾、日本といった東アジアへの影響が語られて…!?

©ABCテレビ

14分弱の“OA延長戦”トークは番組公式YouTube「正義のミカタチャンネル」で!

番組情報

教えて!ニュースライブ 正義のミカタ
毎週(土)あさ9:30

関連記事

おすすめ記事 おすすめ記事