『探偵!ナイトスクープ』亡き父が遺した「わが家の記録」に、3歳で世を去った弟ケンちゃんの姿が…震災で水浸しになったフィルムを修復して、弟の姿を蘇らせたい!

探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)に、兵庫県在住の女性(62)から、父が遺した8ミリフィルムに映る亡き弟の姿を、93歳の母に見せてあげてほしいという依頼が届く。

カメラが趣味だった父は、お気に入りのシーンを集めて「わが家の記録」というフィルムを作り、上映会を開催したことも。だが、依頼者の4歳下の弟が3歳で亡くなってからは、悲しい記憶に蓋をするかのように、フィルムを見返すことはなくなった。あれから50余年、93歳の母が、息子が映ったフィルムをもう一度見たいと言い出した。だが、大量にある8ミリフィルムは素人目に見てもかなり傷んでいて、とても再生できるとは思えない。

永見大吾(カベポスター)探偵の前に積み上げられたアルバムは、父が撮影した写真の一部。そこには両親と依頼者を含む三姉妹、そして今は亡き弟の姿があった。

弟のケンちゃんは、風邪による髄膜炎で亡くなった。現在とは違い、当時は治療する術がなかったそうだ。最愛の息子を突然失った悲しみの沼から抜け出すために、家族の間でケンちゃんの話題はタブーになった。

保管されていた8ミリフィルムには、父が編集した「ベスト盤」と、そこに入らなかった大量の「未編集盤」がある。永見探偵が「回るイメージがつかない」というほどフィルムが傷んでいる理由は、1995年に発生した阪神大震災で水浸しになってしまったからだとか。

映写機は父が使っていた年代物だ。恐る恐るフィルムをかけようとする永見探偵に対し、依頼者家族がそうさせまいとするアツをやんわりとかけてきた。自分がまったく頼りにされていないことに気づいた探偵は、やや拗ねながらも「悔しいですけど専門家に聞きます」と決断。

フィルムの損傷は、専門家が「ここまで酷い状態のものは珍しい」と驚くレベルのものだった。なにぶんフィルムの量が多いので、修復まで1か月待つことに。

1か月後、見事にフィルムが修復された。見た目からして全然違う! さっそく試写室で上映会を開催。映写機にかけると切れてしまう可能性があるため、手回しでの上映だ。

「わが家の記録」第1集には、動物園で遊ぶ幼い頃の依頼者と姉や、父が依頼者に何かを食べさせる光景、若かりし日の母の姿などが映っていたが、弟さんは映っていなかった。

大量の未編集盤も修復済みとのことで上映スタート! そこに映っている赤ん坊に、お母さんが「ケンちゃんや」と釘付けになる。

大きなたらいで入浴させてもらう姿。お父さんが高い高いをする光景。姉たちと一緒に着物を着させてもらいご機嫌な笑顔。

映像には、ケンちゃんの成長の記録と、家族の幸せな日々が映し出されていた。ケンちゃんの3歳の誕生日の映像を見て、「この年の終わりに病気になって亡くなったんやな」「一番かわいいときやったなあ」と思いを馳せる。そして「こんなことができるなんて思ってもなかった。うれしいです」と、喜びの涙を流し続けた。

関根勉特命局長は「この番組のいいところはここだよねぇ。泣かしてくれるよね…」と声をつまらせる。そして「西田(敏行)さんみたいになっちゃった」と、二代目“泣き虫”局長に触れ、スタジオを笑わせた。

なお、この依頼VTRは、1月16日に放送された『探偵!ナイトスクープ』で公開された。

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