「変な日本語ですよね?」と現役弁護士芸人が指摘する法曹界の業界用語「差し支えです」 日常生活で使う弁護士は激イタ?

こたけ正義感が11月30日に放送されたABCラジオ「こたけ正義感の聞けば無罪」で、法曹界の業界用語に抱いている違和感に言及した。

大阪弁護士会のマスコットキャラクターに関するリスナーの投稿を紹介した。

現役弁護士でもあるこたけ正義感は「弁護士会ってあの、日弁連っていうその弁護士全体の会もあるんですけど、それとは別に単位会って言って各都道府県に一個ずつあるんですよ」と話し出した。

原則として地方裁判所の管轄区域ごとに弁護士会が設立されている。全国の都道府県のうち東京都と北海道を除く45の府県にはそれぞれ1つずつ弁護士会があり、北海道は地方裁判所の管轄が4つに分かれている関係で弁護士会が4つあり、東京都は歴史的な経緯から弁護士会が3つある。

弁護士会によっては独自のマスコットキャラクターがおり、大阪弁護士会には背中にカラフルな本を背負ったピンクの恐竜のマスコットキャラクター「リーガリュー」がいる。

リスナー曰く、他の弁護士会のマスコットキャラクターと比べても、リーガリューが飛び抜けて愛くるしい見た目をしているという。

スタジオで画像を見たこたけも「可愛い!思ったより可愛いな!」と反応。

リーガリューのLINEスタンプが発売されており、「了解です」「ごめんなさい」などの使いやすいものから「意義あり」「勝訴」といった弁護士会ならではの用語もある。

こたけは、スタンプの中にあった「差し支えです」という法曹界の業界用語に注目。

「わかんのかな?『差し支えです』って。裁判って一回で終わらないじゃないですか?だから、じゃあ、裁判ね、一回終わって『次の裁判期日、いつにしましょう』っていうのを法廷でそのままみんなスケジュール帳開いて、調整するんですよ」と説明した。

裁判官が空いている日時を出し、弁護士や検察官らが各々の都合を言い合って調整するという。

「『スケジュールNGです』って言うときに、これ理由はわからないんですけど、『差し支えです』って言うんですよ、弁護士って。『その日は差し支えで』とか。なんか変な日本語ですよね?」と語った。

日本語としては、「差し支えがある」「差し支えない」「差し支える」などの使い方が正しい。しかし、法曹界においては「差し支えです」という言い方をするようだ。

「別に『その日ダメです』って言えばいいのに、なぜかその言葉を使うっていう慣習があって。これ不思議なんですけど」と話した。

番組終盤では、弁護士の友人は「差し支えです」を日常的に使用しているという別のリスナーからの投稿を紹介し、こたけは「これは激イタです!」と指摘した。

ファンからの無言の抗議や少年法を盾にする年長さんなどについても語っている。

過去のアーカイブは各種Podcast「こたけ正義感の聞けば無罪」で無料配信中。

12月7日に放送される第32回には、ラパルフェがゲスト出演する。そちらもお楽しみに!

【番組概要】
■ABCラジオ「こたけ正義感の聞けば無罪」
■放送時間:毎週日曜日22時~23時
■パーソナリティ:こたけ正義感
■メール:メールフォーム(https://cipher.asahi.co.jp/r_muzai/)よりお送りください。
■番組公式X:@muzai1008
■配信:放送終了後の毎週日曜日23時ごろ~各種Podcastにて配信
→配信先はこちら

番組情報

こたけ正義感の聞けば無罪
毎週日曜日22時~23時

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