「余命3ヵ月なんてそんな…」 真央(神尾楓珠)の残酷な運命に呆然としながらも彼の父の“伏線”に気づいた『すべ恋』第5話考察
神尾楓珠に多くの視聴者が泣かされている中、まさかの事実が来週明らかになるかもしれない……? 『すべ恋』ことドラマ『すべての恋が終わるとしても』(ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット、毎週日曜よる10時15分~)に、そういえば山下幸輝はいつ本格的に登場するの? 神尾楓珠と葵わかな演じる主人公たちにどう関わるの? なんて第5話で考えていた私は、各所に散りばめられていた“伏線”に気づいてしまった。
【TVer】「涙止まらん」「優しい嘘はあまりにも残酷」の声に共感。真央(神尾楓珠)が涙ながらに元恋人・由宇(葵わかな)へ病気のことを打ち明けたシーンをおかわり
大崎真央(神尾楓珠)が元恋人・羽沢由宇(葵わかな)にかつて言った「好きじゃなくなった」「別れたい」「友達に戻りたい」という言葉は、やはり本心ではなかった。由宇を思って大腸がんのことを隠し、嘘をついて一方的に離れていったのだ。
しかし、真央が封印していた由宇への想いは、彼女との運命的な再会を機にあふれ……って、そりゃ当然だ。「二度と好きなんて言えない」けれど、真央は今でも由宇のことが好きだから、「少しでも会える距離にいたい」と思ったし、「それ以上は望まない」と決心しても、気持ちを抑えきれずにキスしてしまった。
でも、事情を知らない由宇からすると真央は、一方的にフッといて振り回してくる“ずるい元恋人”に映っただろう。事情を知った視聴者からすると、切なすぎるよ真央……!
そんな真央が隠し通してきた秘密や本心を、由宇は11月9日放送の第5話でついに知ってしまった。涙を流す真央と由宇に加えて、2人に待ち構えていた残酷な運命に苦しくなった視聴者は多い。X上に寄せられた、「いやもう涙止まらん」「優しい嘘はあまりにも残酷」「諦めちゃった方が楽なんて、そんなこといわないで 生きたいって思っていいんだよ」「余命3ヵ月……もうすべてがつらすぎる」といった感想に、私も激しく頷いた。
真央の両親の「余命3ヵ月なんてそんな……」というセリフは、何かの間違いではないのか? 両親が医師の言葉を聞き違えたとか、そう思わずにはいられないほど、私はこの悲しい展開を受け入れられない。真央はどうなるのか? 最終的には、由宇と幸せになってほしい!
……と、主人公たちに泣かされる中で、私はある人物が非常に気になった。それは、これまでほとんど登場していない蒼(山下幸輝)だ。蒼は、由宇と真央の母校に通う高校1年生。第5話では、何かが原因で半年間の記憶を蒼が思い出せなくなるという、衝撃的な1シーンがあった。
そもそも最初に違和感を覚えたのは、『すべ恋』公式サイトの相関図だ。蒼とクラスメイト・沙知(大塚萌香)だけ苗字がないことが、第1話から不思議だった。名前といえば、真央の両親だけ「父」「母」なのも引っかかった。由宇の父親には、ちゃんと名前があるのに。
それから私は、「もしかして真央パパ(飯田基祐)の名前は『蒼』なのでは?」「蒼と沙知のシーンは現代ではなく、過去回想シーンでは?」と思うようになった。そう考えると、第5話で真央パパが病院の脳神経外科のプレートを見つめるシーンの次が、蒼の記憶喪失のシーンだったことも繋がってくる。
……なんて考察していたら、11月16日放送の第6話あらすじに衝撃的な内容が。「父は、真央を喫茶店『だるま堂』へと連れ出す。ホットコーヒーとクリームソーダを注文した父は、おもむろに自身の高校時代のことを話し始める。それは、高校1年生の夏休みに事故に遭い、入学してから半年間の記憶を失ったという、真央が初めて聞く話で……」ということはやはり、真央パパ=蒼説は正解!? となると、真央ママ(西田尚美)の名前は沙知? いや、もしかしたら沙知=由宇の亡き母親説もあるか?
おそらく答え合わせができるであろう11月16日が待ち遠しくもあり、運命に翻弄される真央と由宇を見るのが怖くもあり……。私は今週いっぱいを、非常に複雑な心境で過ごすことになりそうだ。
【TVer】真央パパ(飯田基祐)の高校時代=蒼(山下幸輝)!? 真央パパの意味深長な表情&「もう一生思い出せないんですか?」と蒼が医師にたずねたシーンをおかわり



















