【『最終楽章 響け!ユーフォニアム 前編』来春公開記念】 物語の第1楽章となる、TVアニメ第1期の放送スタート!

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会 

マイナーな楽器と思われがちな金管楽器「ユーフォニアム」にスポットを当て、高校吹奏楽部の青春を描いた同名小説(原作・武田綾乃)をもとに、京都アニメーション(京アニ)が制作を手掛けた珠玉の名作『響け!ユーフォニアム』。京アニならではのリアルかつ繊細な描写は、たちまち多くの人の心を鷲掴みにし、アニメの舞台となった京都府宇治市界隈を旅行するファンが続出するなど、一大ブームに。そんな人気を物語るように、2015年の放送開始からTVアニメとして第3期までシリーズ化されるだけでなく、劇場版なども続々と公開されている。
そしていよいよ、『最終楽章 響け!ユーフォニアム』によって、物語はフィナーレを迎えることに。2026年春には「前編」が公開される。

これを記念して『響け!ユーフォニアム』TVシリーズ第1期が、ABCテレビにて10月4日(土)深夜より放送開始!

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会 

中学校の吹奏楽部で京都府吹奏楽コンクールの金賞を受賞した、黄前久美子(CV:黒沢ともよ)。
ほっとしている久美子の横で、同級生の高坂麗奈(CV:安済知佳)は泣いていた。

(泣くほど嬉しかったんだ⋯⋯)
「良かったね。金賞で」

そう声を掛けるが、返ってきたのは

「悔しい。悔しくって死にそう。なんでみんな“ダメ金”なんかで喜べるの? 私ら全国めざしてたんじゃないの?」

という言葉だった。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会 
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吹奏楽コンクールでは、金賞を受賞しても上位大会の代表校に選ばれなければ、次のステージには進めない。今回、久美子たちが受賞した金賞は、まさしくこのパターン。金賞でも、代表校としては認められない=“ダメ金”と呼ばれている。しかし「“ダメ金”でも、受賞できて良かった」と思っていた久美子は、思わず

「本気で全国いけると思ってたの?」

と口にしてしまう———。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会 

時は桜の季節。

久美子が選んだのは、同じ中学出身者が少ない高校だ。
その理由は、麗奈に言ってしまったあの一言も含めて、いろんなことを一度リセットしたかったから。
だから、部活動も吹奏楽部(吹部)と決めてはいない。

そのうえ、新入生歓迎のため吹部が披露した演奏は⋯⋯

ダメだ、こりゃ。
下手すぎる。
バラバラしてた。
ピッチも合ってないし、リズムも。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会 

高校生になって、新しいことをいっぱいする! と意気込むクラスメートの加藤葉月(CV:朝井彩加)。そして、お嬢様学校の吹部出身で、緑輝と書いて“サファイア”と読むインパクト大な川島緑輝(CV:豊田萌絵)。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会 

この新しい友だちとともに、久美子は流れで吹部を見学することに。

そこへ現れたのは、あの高坂麗奈だった———。

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会 

10月4日に放送された『響け!ユーフォニアム』(ABCテレビ)第1話は、いわば物語の第1楽章・1小節目。この記念すべき初回は、無料配信動画サービスTVerでも配信中だ。見逃した人も、改めて⋯⋯の人も、しっかり心の楽譜に刻むべし!

番組情報

響け!ユーフォニアム
毎週土曜 深夜2時~

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