A.B.C-Z河合&塚田×古川アナ「なんでやねん!?」コーナーは、番組より歴史が古いのなんでやねん!?

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 【ABCテレビの探偵!ナイショスクープ】

 ども、仕事の予定とかぜんぜん確認されないまま、知らないところで嫁さんに夏休みの家族旅行を計画されていたT内です!(もちろん僕だけ仕事で行けませんでした!)

 夕方の情報番組「newsおかえり(以下、おかえり)」に「なんでやねん!?」という超人気コーナーがあります。A.B.C-Zの河合郁人さん、塚田僚一さんと古川昌希(ABCテレビアナウンサー)が視聴者の疑問や巷の珍現象などを解明するコーナーです。

 実はこのコーナー、「おかえり」よりも歴史が古いということをご存じでしょうか。「おかえり」が始まったのは2022年4月ですが、「なんでやねん!?」コーナーが始まったのは、なんと2012年10月!! 前番組「キャスト」の時代にスタートしているのです。普通に考えれば番組が終わったらコーナーも終了しそうなものですが、この「なんでやねん!?」だけはコーナー名を残したまま「おかえり」に引き継がれているのです。いったい、なぜなのか。番組プロデューサーの河井誠司に聞いてみました。

 ――どうしてコーナーだけ存続させたのですか?

 「“なんでやねん!?”を放送する時間帯は関西各局、名物コーナーでしのぎを削る激戦区です。新たな人気コーナーを育てることも大切。ただ、勝つことも大切。そして、河合さん、塚田さん、古川アナ、“なんでやねん!?”のファンを裏切るわけにはいきませんでした。」

 ――前番組のコーナーが残ることに抵抗感はなかったですか?

 「ぶっちゃけ、抵抗感はゼロです(笑)。チャレンジしない選択をしたわけではなく、“なんでやねん!?”のレガシーを引き継ぐ選択をしました。」

 ――この先「おかえり」の後も“なんでやねん!?”は継続して欲しいですか?

 「番組が終わる前提の話はしたくはないですが(笑)、その時は後任者にお任せします。ただ、“なんでやねん!?”の魂はきっと引き継いでくれると信じています。」

 新たなコーナーを育てることも大切だけど、これまでのファンを裏切ることはしたくない、だから番組が変わってもコーナーは存続させる。企画を愛する制作者の気概があってこそ成立する素敵な話だと思います。

 ちなみに似たような話で、ABCテレビでは番組のコーナーから始まって人気が出たため、番組になったというケースが他にもあります。たとえば年末年始に放送している「八方の楽屋ニュース」。これは「ナイトinナイト」というABCテレビの深夜番組のコーナーでした。最近は「八方・今田の楽屋ニュース」などのタイトルで年末年始の恒例番組となっています。

 そして今ではかなり有名になった「ポツンと一軒家」。こちらも「人生で大事なことは○○から学んだ」内にあったコーナーの一つでした。たくさんの視聴者に愛されることで、1コーナーが番組へ成長していく様子は、子供が育つ過程を見守ることに似ていて、放送に携わるものにしてみれば非常にうれしいことです。

 紐解いてみると歴史のある「なんでやねん!?」。これからもみなさんの疑問を解明していきますので、ぜひ夕方の「newsおかえり」をご覧になってみて下さい。あっ! 僕も番組にお願いして解明してもらおうかな。「俺を置いて家族が旅行に行ってしまうのなんでやねん!?」

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 ※「news おかえり」は関西ローカルの生放送で、見逃し配信はないのですが、この「なんでやねん!?」のコーナーはTVerにて、全国でご覧いただけます!

▼執筆者プロフィール

T内…仕事よりも何よりも家族が一番好き。でも家族からは概ね「一番好きなのは〇〇。二番目にパパが好き」という評価。毎週土日は料理を作って評価を上げようとしている。

(スポニチアネックス「ABCテレビの探偵!ナイショスクープ」より引用)

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