『探偵!ナイトスクープ』「自分に自信がない」依頼者、あぶない刑事のタカのようにショットガンをぶっ放して自信を持ちたい!

探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)に、静岡県の男性(18)から依頼が届く。昨年公開された映画『帰ってきたあぶない刑事』の虜になった依頼者は、劇中で舘ひろしが演じるタカのように、ショットガンをぶっ放したいという。依頼者の夢を叶える任務を背負うのは、かなりの「あぶ刑事(あぶない刑事)」ファンを自認する(スリムクラブ)眞栄田探偵だ。2人はこの日挑戦するシーンの映像を一緒に鑑賞。「泣いちゃったよ」と目頭を抑える探偵に、依頼者がやや困惑気味だ。

眞栄田探偵が依頼者に、「なぜこのシーンをやりたいの」と問いかける。すると依頼者は、「自分に自信がない」「ちゃんと就職できるのか、将来が不安」「(自信満々でバイクを運転しながらショットガンをぶっ放している)タカのように、僕も自信を持てたらいいな(と思って)」と、動機を打ち明けた。ドラマも映画も全て観ている眞栄田は、「わかるよ。自信がバイクに乗ってるもんな」と深く共感した。

依頼者は残念ながら二輪はおろか原付免許も取得していないため、自転車(通称「あぶチャリ」)でトライすることに。肝心の両手を離しての運転が2〜3秒しかできないとのことで前途多難だが、依頼者のキラキラした瞳を見て、眞栄田探偵が全力応援モードになっている。

2人は撮影のためにお借りした私有地へ。映画で舘ひろしが使用していた小道具と同じ型の銃を手に、依頼者が駆け回りながら次々とポーズを決めていく。いい感じだが、問題は自転車だ。手離し走行の練習に2時間を費やしたが、どうやら厳しそうだと判断した眞栄田探偵は、依頼者に「両手離しの方法を考える」と約束した。

そして迎えた本番の時。探偵は自分が好きな、そして依頼者も最近見始めたという「西部警察」へのリスペクトを込めて、依頼者には内緒で爆破を仕込んでいた。あぶチャリに乗っているのは、タカをオマージュして全身黒づくめの依頼者だ。2人のサポーターが両サイドからしっかりとハンドルを支えている。

早速ショットガンをぶっ放すと爆破が発生! ところが依頼者は全く動じることなく、ショットガンを撃ち続ける。全ての銃弾を使い切った依頼者は噴煙が充満する中で、「あぶ刑事」のセリフをバシッと決めた。

眞栄田探偵から、「(この日のロケで)何かが変わったか?」と尋ねられた依頼者は、込み上げるものを感じながらも、その感情をうまく言葉にできないようだ。探偵が「思ってることを出るまで言え!」「自信がついたのか?」「いいよいいよめっちゃいい!」と、依頼者の言葉を導き出すために粘り強く励まし続けると…

「何がなんでも恥ずかしがらずにやり抜く勇気と自信が持てました」という言葉が放たれた。銃をぶっ放したことではなく、カメラをしっかりと見据えながら自分の思いを言葉にしたときに、依頼者は本当の自信を手に入れたのだ。依頼者の変化に感銘を受けた眞栄田探偵が「カッコ良かったぜ タカ!」と話しかけると、依頼者は「うまい飯でも食いに行こうぜ、ユージ」と映画のセリフで軽妙に応戦。続けて「中華街? オンナは?」というセリフを放つ依頼者に、眞栄田探偵が微妙に動揺しながらセリフを返す。依頼者のこの劇的な成長ぶりを、特命局長のオダギリジョーも「1人の少年の成長物語を見ているようで、なんかちょっと、感動すら覚えましたね」と称賛していた。

なお、この依頼VTRは、9月19日に放送された『探偵!ナイトスクープ』で公開された。

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