人気芸人・ヒコロヒー、下積み時代に起きた“10万円事件”を告白 「あの日のエビチリの味が忘れられへんな」
ヒコロヒーが9月14日に放送されたABCラジオ「こたけ正義感の聞けば無罪」で、ブレイク前に経験した“10万円事件”について告白した。

2021年ごろにブレイクを果たし、現在はテレビにCM、ドラマ脚本から小説の執筆まで幅広く活躍するヒコロヒー。しかし、下積み時代は長く、売れない芸人ならではの苦労もしたという。
ヒコロヒーは「初めて10万円、月収いったのが30(歳)のときやから」と語った。
パーソナリティのこたけ正義感は「何歳で入ったんでしたっけ?」と尋ねた。
ヒコロヒーは「20歳からこの世界入って、丸々ずっと10年売れへんくて」と回答。
「20代のさ、可愛い女の子の時期をさ、貧乏してさ。水商売やってさ。芸人の先輩たちにイジめられてさ」と続け、笑っていた。
当時は、今よりも女芸人に対する風当たりは強かったという。
「(先輩芸人から)『もっときれいな服着ろ』とか。すっごいしょうもない。『水玉の服着ろ』とか。『明るくやれ』みたいなこととか、いっぱい言われながらやってて」と話した。
30歳のときに、お笑い芸人としての月収が10万円突破。ヒコロヒーは給料日に全額を引き出して、可愛がっていた後輩芸人を集めたとのこと。
「後輩たちに聞けと。『お前らの姉さんが初めて10万円いったんや!』。もちろんワシより売れてる後輩もいんねんけど、でも後輩たちも優しいから『うぉー』とか言って。『今日はもう全部奢る!もちろん今日は飲め、食え!』つって、みんなでいつもの中華屋行って」と振り返った。
後輩芸人たちと盛り上がっている最中、ヒコロヒーはタバコを買いに外に出たという。
「戻ってきて、ほんでなんかパって見たら、財布なくて。あれ?」「後輩たちもわーって探しに行ってくれるねんけど、ない。どこにもない。初めての月収10万円、全部紛失して。で、後輩たちに『すまん、一人4000円ずつくれるか?』って」と、悲しすぎる結末を明かした。
こたけは驚きながらも「なくしたんですか!すられたとか?」と聞いたが、ヒコロヒーは「わからへんけども、とにかく紛失して」と答えた。
「後輩たちに一人4000円ずつ出さして食ったエビチリの味、忘れられへんな」と当時のことをしみじみと思い出していた。
お笑い芸人と弁護士の共通点や芸能界を生きていく上での最終目標などについても語っている。
過去のアーカイブは各種Podcast「こたけ正義感の聞けば無罪」で無料配信中。
次回の放送は、9月21日。そちらもお楽しみに!
【番組概要】
■ABCラジオ「こたけ正義感の聞けば無罪」
■放送時間:毎週日曜日22時~23時
■パーソナリティ:こたけ正義感
■メール:メールフォーム(https://cipher.asahi.co.jp/r_muzai/)よりお送りください。
■番組公式X:@muzai1008
■配信:放送終了後の毎週日曜日23時ごろ~各種Podcastにて配信
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