ドラマ制作現場あるあると現場で働くスタッフの悲哀を描く!『ショードラpresents 制作部の水島さん』 異色のお仕事コメディ爆誕!!

ドラマ制作現場あるあると現場で働くスタッフの悲哀をコメディタッチで描くドラマ『ショードラpresents 制作部の水島さん』が9月14日(日)深夜0時25分よりABCテレビにて放送決定!

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【みどころ】

◆ワンカット、長回しで撮影されたラスト15分

本作最大の見どころは、中盤からラストに至る15分間の“長回し”ワンカット撮影。
ビル屋上でのラストシーンのリハーサルから始まり、スタッフの目まぐるしい動き、ファンへの対応、周辺のロケ地とのやりとりまで、現場のすべてをひと続きで捉える臨場感あふれる演出になる。
リアルな制作現場の慌ただしさと、それを縁の下で支える“制作部”の機転と体力、視聴者に現場の緊張感と感動をダイレクトに届ける。

◆若手からベテランまで個性派俳優陣が集結!

本作の主演を務めるのは、『マイナビショードラアワード2025』大賞受賞作「待ってください」でメインキャストを務め、同アワード「出演者賞」にも輝いた女優、水島麻理奈。「誰が出てる?」「肉と肉」「お静かに」など同じ世界観のショートドラマでもメインキャストを務め、独特の存在感を示してきた彼女が、本作でも過酷なドラマ制作現場で奮闘する主人公“制作部の水島さん”を熱演。

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さらに劇中の縦型ドラマの主人公・龍ヶ崎ミツル役をゆうたろう、そば処「越路」の大将・松崎役を飯田基祐、映像制作会社「星四映像」の社長・黒田役を肥後克広(ダチョウ倶楽部)が演じる。 また、『マイナビショードラアワード2025』で出演者賞を受賞した冴木翔豪、花柳のぞみ、三宅朱莉、佐藤竜も出演。冴木は劇中で制作されるVシネマ『極道消滅16』の主演俳優・玉木役、花柳はドラマのヒロイン・春風ノゾミ役、三宅は「越路」の娘・奈美役、佐藤はパンプイット社長役をそれぞれ演じる。

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【あらすじ】

映像制作会社「星四映像」で制作担当として働く水島(水島麻理奈)は、Vシネマ『極道消滅』シリーズの過酷な現場を乗り越えた直後、社長の黒田(肥後克広)から新企画の「縦型ショートドラマ全50話」の制作を任される。突然退職した社員プロデューサーの篠宮(鈴木志遠)の代わりに、そのままプロデュース業務を押しつけられたのだ。

早速、監督の万丈(須藤公一)、カメラマンの中西(高木勝也)らとともにロケハンに向かう水島。万丈はビル屋上でのラストシーンを夕陽が落ちるギリギリを狙いたい、さらに既に亡くなっているヒロインを主人公が見た幻影として登場させたいと言い出し、主演の龍ヶ崎ミツル(ゆうたろう)を午後7時には送り出さなければならない水島ら制作スタッフは頭を抱える。

そうして低予算、全50話を1週間で撮影する縦型ショートドラマの現場がスタートし、迎えた撮影最終日。ビル屋上でのクライマックスシーンのテストが始まるが、監督の万丈らは主役のミツルの様子がおかしいことに気づく。実はミツルは“あるスキャンダル”を週刊誌にすっぱ抜かれ、心が折れかけていたのだ。

夕陽が落ちるタイミングを狙い、1発本番で決めなければならないラストシーンが10分後に迫る中、ビルの下にはミツルのファンの女子高生たちが押しかけ、対応に追われる水島。さらに近隣のそば処「越路」の大将、松崎(飯田基祐)への謝罪、縦型ショートドラマのクライアント「パンプイット」の新人プロデューサー・結城(松城凜)とカメラマン中西との衝突、ヒロイン役の春風ノゾミ(花柳のぞみ)が中身を入れ替える前に本物の酒を飲んでいたことが発覚するなど、次々と問題が噴出。

すべての状況がギリギリの中、縦型ドラマのラストシーン撮影が始まる————。はたして水島らは夕陽が沈むまでに無事に撮影を終えることが出来るのか!?

◆脚本・演出 谷口恒平コメント

ドラマや映画の撮影現場における「制作部」とは、一体どんな仕事なのか、正確に答えられる人は映像業界の中でも少ないのではないでしょうか。撮影場所とのやりとり、お弁当や車両の手配、通行人への声かけなど、業務は多岐に渡り、その多くは、華やかなイメージとはかけ離れた地味なもの。「画面の外にあるもの全てを担当する仕事」という言葉で説明されることも多いです。

私が映像業界に入った十数年前、あるベテランスタッフが「制作部は現場のお母ちゃんだよ」と説明してくれました。その旧来的なジェンダー観に思うところはあるものの、その人が言いたかったことは分かります。監督、カメラマン、照明、録音、美術、衣装、メイクなど、現場にいるスタッフのほとんどが、強いこだわりを持つアーティストであり職人で、皆がエネルギーの全てを自身の仕事のみに注いでいます。その姿は良く言えばプロフェッショナルたちのコラボレーション。悪く言えば「泥だらけになるまで遊ばないと気が済まない子供の集団」です。そんな子供たちに思う存分遊んでもらうため、安全な遊び場を用意し、お弁当を持って行き、喧嘩が起きたら仲裁するのが「お母ちゃん」の役目なのでしょう。

そういった意味でも、「制作部の仕事」とされるものに明確な区分はありません。現場では、子供達が「自分の仕事じゃない」と放り投げた名も無き仕事が山積します。それらを回収し、一つ一つ解決していくのが制作部なのです。根回し、交渉、決断、謝罪の連続。「クリエイターの葛藤」みたいなドラマティックな要素が入り込む隙間も無く、ただただ「実務」をこなしていく日々。そんな無数の手続きの上に映像作品は成り立っているのです。かつての巨匠監督が、撮影の邪魔だから民家の2階を取り壊させたという逸話がありますが、その民家のチャイムを鳴らし、交渉し、業者に発注した担当者がいたことを忘れてはいけません。

かつて、ある俳優がテレビ番組で、現場で働くスタッフたちに対して「何故その仕事を選んだんだろう」と素朴な疑問を投げかけ物議を醸しました。しかし、その問いに胸を張って答えられるスタッフが、いや、労働者が、この国にどれだけいるでしょうか。私を含めた多くの人々が、成り行きで今の役職に就き、大きなビジョンや意義を考える暇もないまま、目の前の仕事に追われる日々を過ごしているのではないでしょうか。

本作の主人公である制作部の水島さんも、そんな労働者の一人。彼女は仕事相手から、なぜ制作部の仕事を選んだのかを問われ、うまく答えることができません。彼女がその答えを見つけられるのかどうかの30分を是非、皆さんと共に見届けたいと思います。そして、日曜の深夜に放送されるこのドラマが、見てくださった方の明日への活力になれば、これ以上嬉しいことはありません。面白さは保証しますので、是非、ご覧いただければと思います。

◆主演 水島麻理奈コメント

まさか自分の名前がドラマの表題になるなんて、撮影が終わった今でもまだ実感が湧きません!ですが、本当に楽しく撮影させていただきました。
ショードラアワードで大賞と出演者賞をいただけただけでも有難いのに、ドラマ化まで!ご褒美続きで幸せです!

普段なかなか目にすることのない撮影現場の雰囲気を覗いているような気持ちで楽しんでいただければ嬉しいですし、同じ映像業界で働く方に少しでも共感していただけたら幸いです。

そして、ゆうたろうさんと出演者賞を受賞した俳優さん以外は、キャストが全員太田プロダクション所属の俳
陣という点も見どころです。
あとは、色んな大人が頭をフル回転させながら撮影した最後の長回しにも注目していただけると嬉しいです。
ぜひ、一緒に現場を駆け回ってる気分でドラマを楽しんでください!

【放送情報】

「ショードラ presents 制作部の水島さん」
ABCテレビ9月14日(日)深夜0時25分~0時55分
※関西ローカル
※ABCテレビでの放送後、TVer・ABEMAで見逃し配信!

公式HP:https://www.asahi.co.jp/mizushimasan/
PR:https://youtu.be/0JlJYFJQaUM

【配信情報】
「制作部の水島さん」本編スピンオフショートドラマを配信!
詳しくは「ショードラ」「星の四谷三丁目シアター」アカウントへ!

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