『探偵!ナイトスクープ』「下りたら自首してください」神聖な山に置いてきた”アレ”を回収するため探偵と共に登山!?
『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)に鳥取県の男性(47)から依頼が届く。最近趣味で登山を始めた依頼者は、鳥取・大山を初登山中に、五合目付近で腹の具合が悪くなり、七合目で限界に……。頂上までトイレがないため青空の下で排便し、そのまま放置してきてしまったことを、とても後悔しているとのこと。そこで、探偵に一緒に取りに行ってほしいという。

依頼者曰く、大山は神聖な山。登山から1週間後、自動車を運転中にもらい事故に遭い、祟りではないかと心配なのだという。依頼者は、衝撃の証拠写真を永見(カベポスター)探偵に提出する。そこには、おぞましいブツが写っていた。その写真をしっかりと目視してしまった永見探偵は、思わず依頼者の携帯を放り出し、「うーわあ! うーわあ! ハエ? え? はあっ!?」とブチギレし、依頼者をにらみつける。

永見探偵による「大きい松ぼっくりがあって、ペッペッペッペッて広がってるあれ(傘)が、全部ハエ」という説明のイラストに、スタジオが悲鳴に包まれた。

回収日は、お天気に恵まれた。依頼者の回収プランは、お好み焼きのコテでうんこを持ち上げ、環境にやさしい紙容器に移し入れて持ち帰るというもの。まるでお好み焼きを焼いているかのような手つきでイメトレをする依頼者を、永見が「やめてください。今後、お好み焼きが食べられなくなっちゃうので」と制止する。依頼者はめげることなく、フードトラックでよく見かけるおしゃれな紙容器を差し出し、探偵にキャッチしてほしいという。「なんでいちいち飯を連想させる物を……」と探偵がぼやく。

登山道で、頂上から下山中の登山者と立ち話。「探偵!ナイトスクープ」のロケであることを伝え、永見が「いい匂いでした?」と質問すると、「誰か、野糞してそのままやから見てきて欲しい的な?」とまさかの正解! 番組名と「匂い」というキーワードだけで「うんこ」にたどり着くナイトスクープファン、名探偵すぎる。

腹痛を感じた五合目を過ぎ、避難小屋のある六合目に到着。念の為に小屋を確認してみると、そこにはなんと「携帯トイレキット使用ブース」があり、その中で「携帯トイレキット」が販売されていた……! 衝撃の事実を前にして「今知りました、トイレあるの」とヘラヘラしている依頼者に、永見探偵は「ここでせぇよ」「なに野糞してんねん!」と怒り心頭だ。この瞬間、探偵にとって依頼者は、トイレがあるのに神聖な山で野糞をした罪人となったのだろう。

犯行現場の七合目を目指して険しい山道を登り、うっかり八合目へ到着してしまった。悪びれもせず「見逃してますよ絶対」と言い放つ依頼者に、永見探偵が「謝らへんのかな」とキレると、依頼者が間髪入れず「すいません」と詫びを入れ、「ですよね」と探偵がピシャリ。そして2人はうんこを目指して折り返す。探偵が「ここ登らんでも下らんでもよかったやんけ」と嘆きながら下っていると、依頼者が「あっ」と声を出す。いた! うんこだ!

依頼者が二刀流のコテさばきでうんこを持ち上げ、永見探偵が紙容器でキャッチ! 他人のハエ付きうんこを目の当たりにし、探偵はえづきっぱなしだ。無事に回収し、笑顔でガッツポーズを決める依頼者に対し、探偵は大きなダメージを受けて憔悴している。「スッキリしたでしょう」と言われ、依頼者は憑き物が落ちたような表情で「ですね」と一言。永見探偵は弱々しい声で「下りたら自首してください」と促すのが精一杯だった。

なお、この依頼VTRは、8月8日に放送された『探偵!ナイトスクープ』で公開された。
