「隠蔽だ、って言われちゃう…」 『正義のミカタ』は炎上の火種だらけ!? 企業のリスク管理の内幕を弁護士・野村修也氏が赤裸々トーク!

各界に精通する最強専門家軍団がニュースの正しいミカタを解説する情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)。東留伽アナウンサーがMCを務める番組公式YouTubeチャンネル『正義のミカタチャンネル』では今回、テレビ局を含めた企業の炎上対応とリスク管理について、弁護士の野村修也氏が緊急提言!

©ABCテレビ

野村氏は、炎上の原因にはいくつかのパターンがあると指摘する。一つ目は、社内から発信した情報が炎上してしまう『社内発』のタイプ。社員がSNSで不用意なポストをするのもこのタイプに含まれる。もうひとつは『外から攻撃を受ける』パターン。大したことのない発言を、炎上させようとする人物が意図的に切り取るというケースだ。

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いま社会で問題となっているのは、誰が意図的に炎上させたり誹謗中傷したりするかが分からない環境の中に、すべての企業が置かれていること。東アナも「普通にやっていても、とんでもない炎上が突然起こってくるだとか。まっとうなことで炎上することもあれば、炎上させている側に明らかな悪意がある場合もあるじゃないですか。これはどうしようもないですよね?」とコメント。企業は自分たちの会社がネットでどんなふうに囁かれているのか、徹底的にパトロールをして把握し、早い段階でそれを封じ込める作業を一生懸命行っている。

当然ながら、テレビ局には普通の会社以上に炎上のリスクがあると、野村氏は指摘。視聴者側にもさまざまな意見を持つ方がいるため、普通に感想を述べる中で「偏向報道だ」といった言葉が出てくることも少なくない。一般の商品であれば事実と反する情報を企業が否定することはできるが、感想は個人の意見のため、それを封じ込めていくのは難しい。そうした場合に、どう相手を傷つけずにメッセージを送って騒ぎを収束させていくか。放送局もノウハウを確立させていく必要があると野村氏は解説した。

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ここで、東アナが野村氏に質問。「野村先生から見て、テレビ業界全体がちょっと遅れてるなって感じはありますか?」 すると、野村氏は「遅れてると思いますよ」と苦笑いしながら回答した。テレビ局の場合、外部のタレント事務所が非常に大きな影響力を持ち、なかなか改善しにくい環境でもある。テレビ局自身と、外部のステークホルダーの双方が納得できる形でどうエンターテインメント業界を改革していくのか。それを追求することが重要だと野村氏はコメントした。

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各局で問題が噴出している現在の状況は「過渡期」。「楽しいエンターテインメントを提供できるような業界に、もう一度みんなで作り変えていかないと。『あの人大丈夫なの?』という感じで見ていてもつまらなくなっちゃいますよね。演じている方々も今、相当悩んでいるわけだと思う」と野村氏は現状を説明した。

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さらに、東アナからホンネが……。「『正義のミカタ』がもし炎上しちゃった場合、先生、助けてくれますか?」 これに対して野村氏は、炎上の初動対応の際に弁護士がどのように動いているか、生々しい実態を明らかに。

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「ここを間違うと『隠蔽だ』って言われちゃう」と野村氏が話すキーポイントとは一体……!?

番組公式YouTube『正義のミカタチャンネル』では、いまテレビ業界に求められる行動を野村氏がさらに物申す! 東留伽アナのMCで、放送に入りきらなかったトピックを深掘り中。

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