「チョンチョンになってねーじゃねーか!」 『M-1グランプリ』の優勝トロフィーを見た歴代王者が叫び。『M-1グランプリ2025』始動!

6月25日(水)、漫才頂上決戦「M-1グランプリ2025」が始動! 全国の漫才師たちからのエントリーを開始した。会見には、初の2連覇を成し遂げた王者・令和ロマンをはじめ、昨年のファイナリストたちと今年注目の漫才師たちが登場し、熱い火花を散らした。

©M-1グランプリ事務局 

第20回大会という節目の年となった昨年に新たな歴史が刻まれた「M-1グランプリ」。2023年に初の決勝進出にして、第一回大会の中川家以来となるトップバッターからの優勝という快挙を成し遂げた令和ロマンが、2024年、大会初の2連覇を成し遂げた。また、昨年はエントリー数が1万330組と、遂に1万組を突破。今年はますます熾烈な争いになることが予想される!

2025年の予選は8月1日からスタート。1回戦の会場に新たに愛媛会場が追加され、全国10地区で行われることとなった。また、アマチュア漫才師応援企画として、今年も全ての1回戦において「ナイスアマチュア賞」 を1組選出、全日程を通して最高得点を獲得した漫才師には「ベストアマチュア賞」を贈呈する。「ナイスキッズ賞」は今年新たにパワーアップ!『コロコロコミック』(小学館)とコラボし、選ばれたキッズ漫才師には大人気ギャグマンガ「でんぢゃらすじーさん」作者・曽山一寿先生の直筆似顔絵イラスト認定証を贈呈する。

さらに今年は漫才師全員が身につけるエントリーシールを国立印刷局が作ることが決定した。国立印刷局は紙幣やパスポートを製造しており、エントリーシールも国立印刷局にしか作れないスペシャルなものとなる!

そして今年も優勝賞金は1,000万円。優勝の条件はただひとつ、「とにかくおもしろい漫才」。日本一の漫才師という称号をかけ、熱き戦いの幕が上がる。

▼M–1グランプリ2025開催会見レポート

<司会>
麒麟・川島明
東留伽(ABCテレビアナウンサー)

©M-1グランプリ事務局 

<ゲスト>
「M–1グランプリ2024」王者・令和ロマン

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エバース、金魚番長、豪快キャプテン、ジョックロック、真空ジェシカ、スタミナパン、例えば炎、ちょんまげラーメン(旧:インディアンス)、バッテリィズ、ママタルト、マユリカ、ヤーレンズ(50音順)

開催会見の司会を務めるのは麒麟・川島明と東留伽(ABCテレビアナウンサー)。昨年王者の令和ロマンは、今年に入り、髙比良くるまがフリー、松井ケムリが吉本興業所属となったことで、登場するなり深々と一礼、川島から「史上もっともややこしいチャンピオン(笑)」とイジられてしまう。そして、昨年の開催会見にて、2連覇を狙うくるまが、令和ロマンの名前が刻まれた優勝トロフィーを見て「史上初のチョンチョン(〃 ※繰り返し記号)が見たいですね」と宣言したことを受けて、川島の目の前に置かれた優勝トロフィーをいざ全員でチェック。しっかりと刻まれた「令和ロマン」という文字にくるまは「チョンチョンになってねーじゃねーか!」と叫ぶも、ケムリから「しねーだろ(笑)」とツッコミが。

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続いて、昨年のファイナリスト7組が登場。準優勝に終わったものの、決勝以後の給料が180倍になったというバッテリィズは「M-1様様」と感謝。しかし、今年の出場について「まだ迷っている」というまさかの発言に会場中が騒然。「あと7年出られるのでネタを作り上げていくのもありかな」「充電のパターンも」ともっともらしい理由を説明するも、今年ネタができていないことが明らかになると、川島から「サボってる」と厳しい指摘が入る。バッテリィズが出場を迷っていることを受けて、続く真空ジェシカは川北が早々に「出ません」と宣言。慌てたガクから「出たいでしょ!?」と言われると「でも、出ないって言っちゃったから……」と押し問答を繰り広げる。

©M-1グランプリ事務局 
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エバースは、佐々木が「出ます」と言うと、空気を読み間違えて「出ません」とボケた町田が大スベりしてしまう。昨年、おにぎり屋さんのネタを披露したヤーレンズは、一般社団法人おにぎり協会から感謝状を贈呈されたと明かし、「今年も何かの良さを伝えるネタを作りたい、ダムとか柚子胡椒とか」とコメント。

©M-1グランプリ事務局 
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マユリカは、阪本の「優勝したら自分の子どもを“最速で500万円触った子ども”にします」というボケと、中谷の「自分の車をカスタムして電気で走るようにして爆発させます」というボケが仲よく不発に終わってしまうも、くるまから「笑いのピークを年末に調整してるから」とフォローが。

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一方で、結成2年半にして昨年決勝に進出したジョックロックは、仕事にまつわるエピソードトークでしっかりと笑いをとった。

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ママタルトは、昨年決勝10組中最下位に終わってしまうも、その後、念願だったマルシアとの対面を果たしたことを報告。さらに、大鶴肥満の母親と大鶴義丹が同じ美容室に通っているという事実も判明し、会場中がまさかのビッグニュースに盛り上がった。退場時には、登場の際に川北が投げたガクの金髪のカツラをめぐってドタバタ劇を繰り広げる場面も。客席の記者がカツラをガクに返すと川北が奪い返し、何度も客席に投げる川北の姿に会場は爆笑の連続となった。

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続いて、「今年期待の芸人」として最初に登場したのは、芸歴15年目にして先日インディアンスから改名したばかりのちょんまげラーメン。さっそくラーメン用語でボケまくる田渕だったが、川島からは「こんなこと言うのもあれやけど、明るいだけ(笑)」とツッコミが。金魚番長は、箕輪が突然「占いにハマっている」と言い出し、「優勝者をルーレットで当てる」というボケを披露。

©M-1グランプリ事務局 
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これがその後の芸人たちにも飛び火してしまい、「末期のサラリーマンみたい」と川島から覇気のなさを指摘されたスタミナパン・トシダが果敢にルーレットにチャレンジ。豪快キャプテン・山下ギャンブルゴリラは「相方が占いにハマってまして」と相方のべーやんに丸投げ。ルーレットボケに苦戦する芸人が続く中、最後の例えば炎・タキノが「占いにハマってますので」と速攻で山下ギャンブルゴリラを指さすと、ようやく会場に笑いが戻った。

今年も笑いに貪欲な芸人たちが、それぞれの特徴を活かしたボケやトークで存分に存在をアピールした「M–1グランプリ2025」開催会見。今年、漫才で新たに頂点に立つのは誰なのか。詳細は公式HPで発表予定。ぜひご注目を!

【2025年のリニューアルポイント】

・エントリーフィーが昨年までの1組2,000円から1人1,000円(税込)に!

・1回戦の会場に愛媛が追加され、全国10地区で開催!

・キッズ漫才師を応援する「ナイスキッズ賞」がコロコロコミックとコラボ!
選ばれたキッズ漫才師には大人気ギャグマンガ・でんぢゃらすじーさん曽山先生の直筆似顔絵イラスト認定証を贈呈。

・3回戦のYouTubeネタ配信が“準々決勝進出者を除く全ネタ配信”に変更
これまで3回戦で披露された全ネタをYouTubeで配信したが、2025年大会より“準々決勝進出者を除く全ネタ配信“に変更される。この変更が、決勝までの漫才師のネタ作戦に影響を与えるか!?

©M-1グランプリ事務局 

番組公式HP:https://www.m-1gp.com/

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