高3投手と元球児の父が涙、涙、涙…山梨学院野球部の“ラストゲーム”に胸が熱くなる「熱闘甲子園 直前SP」

甲子園への夢が叶わずにいち早く引退試合を迎えた山梨学院高等学校の球児……。高3投手と元球児の父親に涙が止まらない高校野球のドキュメンタリー番組「熱闘甲子園 直前SP」を無料配信中

8月6日に開幕した「夏の甲子園(第105回全国高等学校野球選手権記念大会)」。毎年熱戦が繰り広げられているが、甲子園に立てなかった高校球児たちにも感動的なドラマがある。その中の1つである山梨学院高等学校野球部3年生の引退試合は、とある投手と球児だった父親の涙にもらい泣きする。

山梨学院高等学校は、「春のセンバツ」こと第95回記念選抜高等学校野球大会の優勝校で知られている。野球部部員74人の中から夏の大会にベンチ入りできるのは20人だけで、ピッチャー志望者だけでも20人以上いる。両親がいる地元・神奈川を離れて山梨にやってきた3年生の宮崎投手も、ベンチ入りを目指す1人だ。

「高校最後の夏に公式戦のマウンドに立つ自分を父に見てほしい」という宮崎投手。元球児である父親の教えを胸に練習に励んだが、残念ながらメンバーには選ばれなかった。悔し泣きする宮崎投手はもちろん、彼から電話で報告されて同じく涙する父親にも胸が苦しくなる。父親が息子に自分が叶えられなかった甲子園出場の夢を託し、幼い頃からあえて厳しく接してきたという背景を考えるとより切ない。

ベンチ入りできなかった3年生たちがユニフォームを着るのは、6月の引退試合が最後。引退試合の相手は、2020年の夏の甲子園に出場した日本航空高等学校だ。背番号1番をつけた宮崎投手は、念願だったマウンドに立つことに……! 「がむしゃらに投げ続ける姿を父に見てほしい」という言葉通り、相手チームの得点を許さず、こだわり抜いたストレートで自己最速スピード136キロを出し、さらに打者として得点に貢献した。

そんな宮崎投手の活躍に、父親の瞳には涙が……。最終的に試合は4対0で山梨学院高等学校が勝利し、球児たちは泣きながら抱擁した。試合終了後には、宮崎投手が父親に感謝を伝える一幕もあった。さまざまな思いがこみ上げて何も言えずに涙を流す父親と、そんな父親を抱きしめて泣く宮崎投手……。言葉がなくても通じ合える親子に感動する。

知られざる球児たちの夏の物語が紹介された高校野球のドキュメンタリー番組「熱闘甲子園 直前SP」は、動画配信サービスTVerで無料配信中。今大会の49代表校紹介や「アルプス席から沖縄代表へ送るエール」「栗山英樹×斎藤佑樹 熱闘甲子園キャスター対談」なども。8月6日(日)から始まった「熱闘甲子園」では、これから毎日夏の甲子園の試合ハイライトと舞台裏が紹介される。

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