大阪・関西万博は予定通り開催するのか…国民の6割興味なし、チケット高すぎ、会場建設遅れでネガティブ要素だらけ?

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課題が山積みの「大阪・関西万博」にメリットはあるの? 開催したら大阪はどう発展するの? これまでの万博は「人類の発展」に貢献したって本当? 万博について詳しくなる情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』を無料配信中

2025年4月の開催を目指す「大阪・関西万博」こと2025年日本国際博覧会に関するネガティブな報道が相次いでいる。国民の6割が「万博に興味がない」と答え、チケット代が高く、会場の建設も遅れているが、国際博覧会(以下「万博」)の開催は日本にメリットがあるのか?

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問題が山積みの大阪・関西万博。問題の1つ目は、万博に対する国民の関心度の低さだ。読売新聞の関心度調査(7月21日~23日に実施)では、「関心がない」が65%という結果だった。問題の2つ目は、万博のチケット代の高さ。大人は前売り券が1枚6000円、当日券が1枚7500円だ。「この価格ならディズニーやUSJに行く」という人は多いだろう。

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問題の3つ目は、会場の建設費の増額。会場の建設に、当初予定していた費用の1.5倍となる1850億円がかかり、さらなる増額もウワサされている。問題の4つ目は、海外パビリオン建設の遅延だ。人手不足や資材の高騰が原因で、建設が開催まで間に合わない可能性が浮上している。建設を申請した国が現状韓国だけというのも心配だ。

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万博の専門家で2005年開催の「愛・地球博(愛知万博)」に関わった小林甲一氏は、「万博における成功・失敗は長期スパンで見る必要がある」と言う。小林氏いわく、2000年に開催されたハノーバー万博は約1200億円の赤字を出して失敗したように見えるが、都市開発には大成功したのだそう。

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では、大阪・関西万博にメリットはあるのか? 現在建設されている、新大阪と万博会場の夢洲までを結ぶ道路と地下鉄が完成すれば交通アクセスは今まで以上に良くなる。また、閉幕後の夢洲IR(総合型リゾート)計画の経済効果も期待できる。

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計画では、年間の来場者数が2000万人、売上高が5200億円の見込みがあるのだとか。夢洲開発には立地や交通、建設リスクの問題があるが、これをクリアすれば大阪は大きく発展するだろう。

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はたして大阪・関西万博は、1970年に開催された「大阪万博」のように成功するのか? 万博について詳しく紹介された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』8月5日放送回は、動画配信サービスTVerで配信中だ。

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