30代後半~50代前半、老後は生活保護受給待ったなし? 年金問題にブチギレほんこん&オール巨人「政治の愚策」「軽いサギ」
日本に約1700万人いるとされる、就職氷河期世代(30代後半~50代前半)の老後が不安すぎる……。政府による年金改革が問題だらけのため、将来的に基礎年金が3割減り、老後に生活保護を受給する就職氷河期世代が急増するらしい。この問題に対して、タレントのほんこんや漫才師・オール巨人が物申した!
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2024年に行なわれた厚生労働省の財政検証によると、約30年後に年金の給付水準が3割減少するらしい。その中でも老後の貧困リスクが高まるのが、就職氷河期世代。非正規雇用が多く、厚生年金の加入期間が短いために、年金額が減少すると予測されている。
政府は就職氷河期世代を意識し、基礎年金を3割底上げする改革案を予定していた。しかし、改革案は先送りに……。その理由は、夏の参議院選挙を控える自民党内の参議院議員たちからの反対意見らしい。当初は、厚生年金の積立金を財源として活用する方針だったため「国民から、厚生年金の流用だと批判されるのではないか」と彼らは不安視したのだろう。
“100年安心”と謳われていた年金制度は今後どうなるのか? 就職氷河期世代への支援はどうなるのか? この問題にオール巨人は「本当にどうやって生活をやっていくの? 3割ってめちゃめちゃでかいよ!?」とコメント。ほんこんは「選挙のことばっかりかいな。選挙終わったら、やんのかっちゅー話や」と疑問視した。
さらに、ほんこんは「給料も30年間上がってないし、給料を上げたら個人で年金に頼らんと、もう貯蓄したらええなとか思うけど、貯蓄もできひんやん。これは政治の愚策やろ?」と怒りをあらわに。「軽いサギですよ!」とオール巨人が怒ると、ほんこんも「何が100年安心やねん。100年で区切んなや。ずーっと安心にせーよ!」とさらに激怒した。
政治ジャーナリストの青山和弘氏いわく「就職氷河期世代の約1700万人を支援しないと、将来は生活保護者が増えちゃうんじゃないか」とのこと。青山氏は、基礎年金と生活保護の比較図を出して「最初から生活保護をあてにした方が得じゃないかって議論だって成り立つ」とコメント。さらに「この逆転現象……まあ、厚生年金があれば全然別ですけど、基礎年金だけだとこうなっちゃっている現状で、さらにここから3割下がるんです、30年後には。こんなんで日本は成り立つのか?」と深刻な現状を解説した。
この解説を受けてMCの東野幸治は「(年金と)生活保護とのもらう額が違うとか、あと健康保険の問題とか、海外に住んでいる方が日本にやってきて、すぐにもらえるとか。様々な問題があるじゃないですか。もうちょっと政府の方とか、日本国民が納得できるように整備してほしいなと思うんですけど」とほんこんにパス。するとほんこんは「その通りや……だから俺、何喋ったらええん?」と思わずツッコミ。これに東野は「バトンを渡したから、ちょっと怒ってもらっていいですか?」と返して、スタジオの笑いを誘った。
なお、年金制度改革は、5月17日に生放送された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)で取り上げられた。
