女子プロボクサー 始めたきっかけはダイエット 理学療法士として働きながら世界の頂点へ 元世界王者の夫と二人三脚で挑む、運命の防衛戦
ダイエットのためにボクシングを始め、アジアの頂点に駆け上がった女子プロボクサーのロリト麻理菜さん。ボクシング歴わずか7年で日本女子ミニマム級を制覇。昨年、アジア王座決定戦に勝利し、アジア王者となりました。
ボクシング歴の浅い麻理菜さんを支えてきたのは、元世界チャンピオンの夫、レイ・ロリトさん。夫婦二人三脚で世界チャンピオンを目指しています。実は、麻理菜さんは理学療法士として働く二刀流ボクサー。朝のロードワークを終えると仕事へ。週5日、病院に出かけられない利用者の自宅を訪ね、介護やリハビリを行っています。仕事が終わると自宅に戻り、家事を済ませてから、伊丹市にある「エスペランサ・スポーツボクシングジム」で3時間の練習。このサイクルをほぼ毎日繰り返しています。トレーナーでもあるレイさんも仕事終わりにジムに駆けつけます。
周囲の人たちに愛され、順風満帆な人生を送っているように見える麻理菜さんですが、小学2年生のときに両親が離婚。現実を受け入れるには時間がかかりました。女手一つで育ててくれた母のひろみさんは試合が近づくと、麻理菜さんの身辺をサポートしてくれます。二人の交際に当初は猛反対していたひろみさんですが、次第に気持ちが変化し、レイさんとも大の仲良しになりました。
4月6日は麻理菜さんがアジア王座の防衛戦に挑む日。相手は麻理菜さんとは異なる団体の現アジアチャンピオンで、9戦のうち6度のKO勝利をしています。これまで対戦したことのないハードパンチャーです。この試合に勝てば、目指してきた世界タイトル戦が見えてくるだけに気合は十分。 防衛戦まで残り1週間となり、練習も追い込みに入ります。
減量に成功し、迎えた防衛戦当日。いよいよ今回の興行のメインイベントとなる麻理菜さんの防衛戦が始まりました。
『LIFE~夢のカタチ~』は、5月17日 土曜 午前11時から放送。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)
