７４歳の今も俳優、歌手、タレントとして活躍する梅沢富美男が、兄の借金を肩代わりし、６０歳で１０億円の負債を背負ったエピソードを明かした。弁護士が破産宣告を勧める中、梅沢が「俺が全部背負う」と宣言した理由とは……！？

「借金１０億円」というキーワードが紹介され、「兄貴が舞台ばっかりやってるからさ。純粋の舞台役者だから世の中のことがわからなくてね」と話し初めた梅沢。兄の武生が座長を務める大衆演劇の梅沢劇団では、長女の夫がマネージャーをしていたが、この人が「一癖も二癖もある」人物で、兄は彼に騙され１０億円もの借金を背負うことになったという。

弁護士からは「お兄さんに破産宣告させたらどうですか？」と提案されたが、「それはできないと言った」と拒絶した梅沢。そこには「俺が役者になれたのは梅沢武生がいたから」という思いがあった。

梅沢が「俺が全部借金背負う」と肩代わりしたことを明かすと、濱家は「普通破産宣告するよな」、東ブクロも「１０億は無理でしょ」と反応した。

この時、すでに６０歳だったという梅沢。「兄貴の住んでる家とお袋に建てたビルも全部抵当に入って、残った借金は７億円近かった」、「それを全部返すのに１０年かかった」と話すと、スタジオからは「１０年で返したんですか！？」「たった１０年で？」と驚きの声が上がった。

「ありがたいことに、その時、梅沢富美男ブームというのがあって。公演も多かったし、ＣＭも…」と笑顔の梅沢。濱家が「レモンサワーで７億返した？」とツッコむと、梅沢は「レモンサワーばっかりじゃないから」と即答。かまいたちには「気をつけな。６０歳の還暦は厄だから何かあるよ。金のことか女のことか必ず来るんだ」とアドバイスした。

なお、この梅沢富美男のエピソードは、５月１４日に放送されたバラエティ番組『これ余談なんですけど・・・』で明かされた。