どないなってんねん、ビッグモーターの不正請求・パワハラ・隠ぺい問題 国をあげての大調査が始まる!?

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ビッグモーター前社長「不正は現場で起きたことである」……って本当なの? 国土交通省・金融庁・消費者庁が調査に動くって一大事では? 情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』を無料配信中

保険金の不正請求で世間を騒がせている中古車販売大手のビッグモーター。ほかにも、パワハラ、給料未払い、故意による店舗前の街路樹の枯死、証拠の隠ぺいなど、さまざまな疑惑が浮上している。これらの問題を調査すべく、警察だけでなく国が動くのだとか。

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ドライバー、ゴルフボールを入れた靴下、サンドペーパーなどで車体を傷つけ、自動車の保険金を請求する……。こうした不正行為について、7月25日の会見でビッグモーターの社長は、「現場で起きたことである」と自身や経営陣の関与を否定。責任を取って副社長である息子とともに辞任を表明したばかりだ。

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弁護士の本村健太郎氏いわく、「本当の本当に不正を知らなかったのであれば、辞任した前社長や前副社長は罪に問われない可能性がある」という。不正請求問題の罪は実行した人間が対象者で、監督責任は対象外なのだそう。しかし、多くの消費者はこの事実に納得しないだろう。

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ビッグモーターの問題は保険金の不正請求だけでない。元従業員の証言によって、理不尽な降格処分やパワハラ行為、給料の未払いが発覚した。また、全国の店舗前の街路樹に従業員が除草剤を撒いて故意に枯らせた疑惑が浮上したほか、新社長が社員たちへLINEアカウントを削除するように指示したことが問題の証拠隠滅だと世間から疑われている。

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本村氏によると、保険金の不正請求問題は詐欺罪や器物損壊罪、道路運送車両法違反にあたるという。それだけでなく、現在浮上している疑惑がもしも本当だった場合は、道路法違反、名誉毀損罪、労働基準法違反、証拠隠滅罪などの対象になる可能性があるのだとか。

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ビッグモーターのあらゆる問題は、もはや警察だけでなく、国が調査に動く一大事になっている。国土交通省は不正な修理や車検の有無、枯れた街路樹問題を調査、金融庁は大手損害保険会社・損害保険ジャパンとともに不正請求の事実関係を調査、消費者庁は内部通報体制をはじめとする会社の義務である取り組みの事実確認をするらしい。おそらく今後、真実が明らかになっていくだろう。

ビッグモーター関連の問題について詳しく紹介された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』7月29日放送回は、動画配信サービスTVerで配信中だ。

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毎週(土)あさ9:30

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