「やたら悪口が多くて…」元兵庫県明石市長・泉房穂氏、AI活用政治に感動するも“エゴサ結果”に苦笑
兵庫県明石市の元市長で弁護士の泉房穂氏が、AIを活用した政治に「時代って変わったな~って感動しました」と興味津々。AIを活用して自分への意見を収集してみたところ、ショックな結果となったそうで、スタジオ一同を笑わせた。
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泉氏が興味を持ったのは、2024年の東京都知事選挙で「AIによる政治改革」を主張し、15万票を獲得したAIエンジニア・安野貴博氏のシステムだ。AIでさまざまな意見を効率よく正確に収集し、可視化できる。「全体像も見えますし、ちっちゃくて今まで見逃していた意見も可視化できる」と、安野氏はアピールした。
安野氏のAIシステムに泉氏は、「最初聞いて感動しました」「都知事選のときに実践してはって、時代って変わったな~って感動しました」とコメント。実は泉氏は、同システムを使って、自身の名前を入れて意見を収集してみたそうだ。その結果、「やたら悪口が多くて……」「そんなにみんな悪口書いてたんか」ということがわかったそうで、スタジオ一同が苦笑した。
このエピソードに安野氏は、「これ、AIの使いどころだと思っていて。悪口を直接読むとムカつくじゃないですか。でも、悪口の中に良いことを言っているものもあって。こういうふうにAIでまとめると、その悪口を直接見なくて済む」とアピール。「『要するにこういう意味』という論理の部分を抽出できる」「感情と中身を分離できる」ということで、感情に左右されず、効率的に意見を知ることができると、メリットを語った。
ほかにも安野氏は、高齢者向けの政策が優遇されている「シルバー民主主義」問題のほか、「裏金問題」「103万円の壁問題」「高額療養費制度の見直し問題」「教育無償化問題」などを指摘。「ChatGPTに代表されるAI技術を政治に活用するべき!」「デジタル民主主義を浸透させれば、これらの問題は解決できる!」と語り、国民が法律を提案できる「オンライン討論プラットフォーム」の導入を提案した。
オンライン討論プラットフォームでは、国民が選挙以外でも自身の意見を主張できる。現状はSNSがそういった場となっており、大なり小なりいざこざが起きているのが問題だ。この問題を踏まえて安野氏は、「(このプラットフォームも)炎上はありうるんですが、これもAIの使いどころだと思うんです」とコメント。「さっきの泉さんの悪口みたいな話で、そういった荒れるものをAIで中身の意見だけ抽出するとか、罵詈雑言を非表示にできるので、建設的に議論ができる場はAIで作れる」とアピールした。
なお、安野氏が考えるデジタル民主主義は、情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』(ABCテレビ)3月15日放送回で取り上げられた。
