「楽しい日本を目指していきたい」と語ったにもかかわらず、石破茂総理が“年収の壁”150万円への引き上げを否定するような発言をした！　一方で、日本銀行が金利の利上げを発表し、国民に大ダメージの予感……。この大問題に、タレントのほんこんや、経済の専門家が物申した！

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1月28日に行われた衆議院本会議で、“年収103万円の壁”の見直しをめぐり、「政府として150万円程度へのさらなる引き上げを検討しているとは認識していない」と、石破総理が衝撃発言！　この発言は、国民民主党が主張している「年収の壁178万円への引き上げ」を真っ向から否定しているようなものだ。そのため同党の玉木雄一郎代表（役職停止中）は、「この期に及んで150万円への引き上げについて検討すらしていないとは、178万円を目指すとした3党の幹事長間の合意はそんなに軽いものなのか（Xより一部抜粋）」と嘆いた。

政治ジャーナリストの青山和弘氏は、国民民主党の支持率が非常に高まっている状況に触れたうえで、玉木氏が年収の壁問題に対して「妥協しにくくなっている」と推測。「強硬姿勢の国民民主党とは（石破総理は）交渉打ち切りも……」とコメントした。京都大学大学院教授の藤井聡氏いわく、これによって、「減税額は10分の1になりますから、経済のインパクトも我々の暮らしが楽になるインパクトもたった1割になります」とのこと。

そんな中で日本銀行の植田和男総裁は、政策金利に関して、現在の0.25%程度から0.5%程度への引き上げを決定！　経済学者の髙橋洋一氏によると、「今回の利上げ発表の裏で、しれっと重要な数字が変わっていた」という。その数字とは、補完当座預金制度基本要領の適用利率。年0.25%から0.5%に引き上がっており、髙橋氏いわく、「これで金融機関は何もしなくても2兆5000億円の儲け」なため、「これをなくせば、103万の壁の150万円くらいにはできちゃう」という。

髙橋氏が、金利は今年中にあと2回上がると発言したため、ほんこんは、「（この流れだったら）178万いけるじゃないですか！」と発言。髙橋氏は、「その通り」と返答しつつ、「こんなにお金を使う話を勝手にしれっと国会抜きでやるなっていうことですよ」と解説し、ほんこんら出演者たちと一緒に石破政権への不満を募らせた。

なお、石破政権のさまざまな問題は、情報バラエティ番組『教えて！ニュースライブ　正義のミカタ』（ABCテレビ）2月1日放送回で紹介された。