M-1準優勝を54歳で亡くなった母に報告…バッテリィズ・エースに令和ロマンくるま「めっちゃ仲良くなれる気がする」

©️M-1グランプリ事務局

漫才頂上決戦『M-1グランプリ』(以下『M-1』)2024年大会で準優勝した、お笑いコンビ・バッテリィズのエースにカメラが迫った。彼の母親は、2023年に54歳という若さでこの世を去ったという。エースが涙ながらに明かした、愛する亡き母への思いとは……?

【動画】髙比良くるま「今年一番面白かった漫才は……」「マジで負けたわ」 令和ロマンが激闘の『M-1』2024舞台裏を語る

©️M-1グランプリ事務局
©️M-1グランプリ事務局

『M-1グランプリ』の放送直後から脚光を浴びているバッテリィズ。2018年から『M-1』に出場するも、なかなか決勝戦にたどり着けなかったが、2024年大会で初めてファイナリストになった。そんなバッテリィズの魅力の1つは、エースのピュアすぎるキャラクターだ。現在30歳のエースは、大阪の西成区にある実家で暮らしている。

©️M-1グランプリ事務局
©️M-1グランプリ事務局

決勝戦進出が決まった際、エースが一番報告したかったのは、母親だった。54歳で他界した母親は、エースが芸人を目指すと決めたときも、売れない時代も、彼を温かく見守ってくれたという。決勝戦前にエースは、「(いいところを)なんにも見せられてないんでね。(天国で)見てくれていたら嬉しいですね」とポツリ。「優勝しようがしまいが、ホンマ見てくれているというだけで最高ですね」と、涙を浮かべて語った。

©️M-1グランプリ事務局

そんなエースは、ファーストラウンドにて相方の寺家と偉人の名言ネタで会場に爆笑を巻き起こし、2024年大会最高得点の861点を獲得。令和ロマンに11点差をつけて1位に躍り出て、会場をどよめかせた。しかし、最終決戦は令和ロマンに敗れ、残念ながら優勝を逃してしまった。

©️M-1グランプリ事務局
©️M-1グランプリ事務局

激闘を終えたエースは大阪へ。主戦場である劇場で仲間たちに温かく出迎えられ、父親からは「(漫才を)続けろよ」と激励された。ようやく実家に帰ってきたエースは、遺影の母親に結果を報告し、「最高でした」とニッコリ。彼いわく『M-1』決勝戦は、ただただ「楽しかった」という。

©️M-1グランプリ事務局

王者になれなかったものの、バッテリィズは世間に大きな爪痕を残した。中でもエースのことを、審査員のオードリー・若林正恭は、「結構小難しい漫才が増えてくる時代の中で、なんかワクワクするバカが現れた」「なんか日本を明るくしてくれそう」と評価した。

©️M-1グランプリ事務局
©️M-1グランプリ事務局

王者となった令和ロマン・松井ケムリは、「エースさんってアホよりピュアのニュアンスの方が強い。取り繕うみたいな気持ちがない」と称賛。髙比良くるまも、「そうそう」とケムリの言葉に同意し、「めっちゃ仲良くなれる気がするんだよな」「合うんだよな。どっかが一致している気がする」と語った。

なお、この様子は、12月29日に放送されたドキュメンタリー番組『M-1グランプリ2024 アナザーストーリー』で公開された。同番組では、第20代王者になった令和ロマン、準優勝したバッテリィズ、敗者復活戦に挑んだ21組、ラストイヤー組といった、『M-1』に挑戦した漫才師たちの真摯な姿をカメラが追った。

番組情報

M-1グランプリ2024
12月22日(日)午後3時より生放送 (ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット)

関連記事

おすすめ記事 おすすめ記事