「あなたを本当の父のように…」「ワシには若すぎる息子」 宮田俊哉が声を演じるギルド職員と瀕死エルフ師匠の本音が泣ける『その治癒師』最終話

宮田俊哉演じる有能なギルド職員と、エルフであるギルド支部長の本音が、アニメ『パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき』(以下『その治癒師』)(ABCテレビ)最終話で明らかになった。実は互いを親子のように思い合っていた、ギルド職員・ハンザムと支部長・ミスト(CV.岩崎ひろし)に、涙せずにはいられない……!

©️影茸・鳴海みわ/双葉社・「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」製作委員会 2024

アニメ『その治癒師』は、影茸と鳴海みわの同名コミカライズ作品が原作。迷宮都市・マータットの人々から“無能”と呼ばれる治癒師・ラウスト(CV小野賢章)と、武闘家の少女・ナルセーナ(CV前田佳織里)らパーティーの物語だ。

ミストは、冒険者ギルドのマータット支部長で、ハンザムはその右腕的存在。今でこそハンザムは支部を仕切る切れ者だが、かつてはラウストと同じく周囲から無能扱いされていた。ハンザムにとってミストは、この世界で生きていく術を教えてくれた、恩人であり師匠だ。

©️影茸・鳴海みわ/双葉社・「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」製作委員会 2024

そんなハンザムが、強敵・邪竜(CV井上和彦)に急所を貫かれて人質にされた! 「このままこの男の息の根を止められたくなければ、取引に応じよ!」「お前のその体、我に明け渡せ!」と脅してくる邪竜に、ミストは一瞬ためらいながらも、世界を救うためにハンザムを犠牲にしようとした。……が、一瞬の隙を突かれて、邪竜に身体を乗っ取られてしまった。

©️影茸・鳴海みわ/双葉社・「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」製作委員会 2024

最終話となる第12話で、ハンザムは意識が朦朧とする中、ミストに対する思いを語った。ハンザムは、ミストのことを恨んでいなかった。むしろミストにこれまでのことを感謝し、彼にある種の絆を感じていた。「おそらくあの人も……だからあのとき、ためらってしまった。嬉しかった。あの人も、俺のことを大切に思ってくれているのだと知れて……」と、ハンザムは息も絶え絶えに呟いた。

やがて激しい戦いの末に、ミストはラウストたちによって邪竜から解放された。ハンザムは、地面に横たわる瀕死状態のミストの手を取り、「俺はあなたを本当の父のように……!」と伝えた。するとミストも、「ワシには若すぎる息子じゃて……」と微笑んだ。2人は、種族や境遇が異なり、きちんと言葉にしてこなかったものの、実は互いを親子のように思い合っていたのだ。そんな彼らが迎えた悲しい結末に、思わず泣いた視聴者は多いだろう。

©️影茸・鳴海みわ/双葉社・「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」製作委員会 2024

なお、アニメ『その治癒師』(ABCテレビ、毎週土曜深夜2時~)の最終話は、12月21日深夜にANiMAZiNG!!!枠で放送された。

番組情報

パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき
毎週(土)深夜2時~

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