母子家庭育ちGENERATIONS佐野玲於、生活困窮で卒業アルバムも購入できなかった過去を語る 幼少期は「10万円そこらで暮らしていた」
ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下「GENERATIONS」)の佐野玲於が、小学生時代の辛い母子家庭生活について語った。母子生活支援施設での暮らしは、卒業アルバムを購入できないほど非常に苦しかったという。
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幼い頃に両親が離婚した佐野は、母親の生活基盤が整うまで、愛知県にある祖母の家で育った。母親が佐野を迎えに来たのは、彼が小学2年生の頃。約3年ぶりに再会した親子は、東京の母子生活支援施設で4年間生活したという。当時の間取りは、「6畳1間とキッチン込みの部屋がもう1間と玄関」くらい。「楽しい思い出はない」「結構生活は切り詰めていて、10万円そこらで暮らしていた」と、佐野は明かした。
田舎から東京の小学校へ転校し、ワンコインで習えるダンスレッスンに通い始めた佐野。当時の自分を彼は、「浮いていたんじゃないっすか、やっぱ。自分が好きなものが結構偏っていて、そのとき始めたダンスとか音楽とか。あんまり周りの子と共通の話題みたいなのがなかった」と振り返った。なかなか学校に馴染めず、登校しても保健室へ直行することがあったという彼は、「学校はやっぱり勉強して、いっぱい遊んで、友達いっぱい作って、すくすく育った方がいいです。ちょっと僕は特殊だったかもしれないです」と苦笑いした。
そんな佐野が、卒業以来一度も来ていなかった母校へ。彼は、卒業アルバムを購入できなかったことが大きな心残りだという。「(当時)お金がなくて卒業アルバムを買えないってヤバいですよね」と苦笑いするしかない佐野は、学校から卒業アルバムを特別に貸し出してもらうことができた。当時の写真や作文を眺める彼は、「覚えてないわ。こんなの書いたんだ」「癖強いな~!」と笑顔になった。
決して恵まれた家庭環境ではなかったが、ダンサーになる夢を持ち続け、何度壁にぶつかっても立ち止まらなかった佐野。その結果彼は、ダンスの師匠や偉大な先輩たちと奇跡的に出会い、GENERATIONSとしてメジャーデビューできた。メンバーが卒業するというグループ最大の危機に直面しても、「12年やってきて、自分たちの平均年齢も成熟してきて、今再出発するにはちょうどいいタイミング」と、佐野は前向きだ。次なる奇跡を起こすため、彼は歩みを止めない!
なお、佐野の密着映像は、12月15日深夜に放送されたLDH所属アーティストたちの番組『Rising Sun ~後戻りはしないOne Way Road~』(ABCテレビ)で公開された。