訪れた人は絶対迷う⁉京都・宇治の“バラバラ住宅地” そこにある謎の“0の通り”とは?

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京都府宇治市には、地元民以外はほぼ迷うと有名な、番地がバラバラな住宅地がある。その住宅地には、「11の通り」「10の通り」といった、数字が振られた不思議な通りがあり、「0の通り」まで存在している。「1~12」ではなく、なぜ「0~11」なのか? この謎に、タレントの河合郁人とABCテレビの古川昌希アナウンサーが迫った。

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数字が振られた不思議な通りは、近鉄京都線小倉駅から北へ1.5キロほど先の住宅地にある。「なんでこれ0まであるんだろ?」「1から始めて12にすればいいじゃん」と疑問に思った河合は、0の通りだけが大通りなことに気づき、「これ、(元々は)道路じゃなかったんじゃない?」「川なのか、電車(の線路)なのか」と推理した。

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住宅地周辺の人々すらも、0の通りの詳細を知らなかったが、河合と古川アナはその中の1人から新情報を得た。なんとこの住宅地の番地は、順番に数字が振られていないのだ。あまりにもバラバラなため、配達員をはじめ、外から訪れた人は必ず迷うと地元では有名だという。そこで古川アナは、「1~11の通りは、バラバラの番地を揃える(=わかりやすくする)ために便宜上つけた名前」ではないかと推測。しかし、そう考えると0の通りとの関連性がわからないため、京都のミニツアー『まいまい京都』の代表・以倉敬之さんに助けを求めた。

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以倉さんによると、バラバラの番地と0の通りができた理由はやはり関係なかった。彼いわく、かつてこの地には1000戸もの住宅と各種店舗・施設が軒を連ねる計画があり、「家を建てた順に番地を振ったので(バラバラになり)、迷わないように(=わかりやすくするために)通りに1~11の番号を振った」とのこと。ちなみに、問題の0の通りは、「他の通りとは違う特別な通りになる予定」だったそうだ。「その計画が立ち消えになってしまって、その結果、いつしか住宅地の通りの1つに加えられて、0の通りになった」という。

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「近鉄京都線沿いに北へ1キロも歩けばその理由(=0の通りができた理由)がわかります」という以倉さんの言葉を信じて、河合と古川アナは早速行動を開始! やがて河合と古川アナは、向島駅の東側で「向島ニュータウン」を発見した。かつて0の通りに線路を敷く計画があったと考えていた2人は、「向島ニュータウンができたことで0の通りの線路計画が白紙になった」と推測。「その土地(=線路予定地)を道路に変え、0の通りと名づけて1~11の通りに追加した」と結論付けた。

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河合と古川アナの推理の結果は、100点満点中……80点! 以倉さんいわく、0の通りの近くには、もともと駅を設置する計画があり、あの通りは「駅前通り」になる予定だったとのこと。駅が作られなければ「駅前通り」とは言えないため、「1」の前である「0」が名前につけられたのだった。ちなみに、その後に向島ニュータウンが開発され、新しく駅が設置されたという。その駅こそが、河合と古川アナが通り過ぎた向島駅だった。

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なお、0の通りの謎は、情報番組『newsおかえり』(ABCテレビ)の人気コーナー「古川×河合のなんでやねん!?」12月10日放送回で紹介された。『newsおかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中だ。

番組情報

河合&A.B.C-Z塚田×古川アナ「なんでやねん!?」(news おかえり)
毎週(火)

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