「値切ってなんぼ!」「値切るなんて恥ずかしい……」大阪独自の文化、年代でギャップ発覚…?

12月2日(月)の『なるみ・岡村の過ぎるTV』(ABCテレビ)は、「飴ちゃん」「ヒョウ柄」「値切り」など絶滅が危惧され過ぎる大阪カルチャーを紹介!30代以下と40代以上に分けて、大阪人のリアルな生態に迫る「大令和シン・オオサカジン生態調査」が放送された。

大阪人といえば「いつでも飴ちゃんを持ってる」「ヒョウ柄を着ている」「値切りが得意」といった印象がある人も多いはず。しかし、最近ではこれの大阪カルチャーが絶滅の危機にあるのではないかという説が浮上。番組が大阪出身または居住歴が長い500人にインタビューしたところ、60代の女性は95%が飴ちゃんを持ち歩いているのに対して、30代の女性は86%が持ち歩いていなかった。街で聞き込みしてみると、40代以上と30代以下でギャップがあることが発覚。そこで、「40代以上=ザ・大阪人」「30代以下=シン・オオサカジン」に分けて調査を進めていくことに。

8割の「40代以上=ザ・大阪人」が持ち歩いているという飴ちゃんは、「飴ちゃんいる?」と話のキッカケに使ったり、喜んでもらうことで場を和ませるなど、もはやコミニケーションツールとして活用しているのだとか。そもそも、飴ちゃんを持ち歩くようになったキッカケは、天下の台所と呼ばれた大阪には様々な食材が入りやすく戦後の闇市で貴重な砂糖が手に入りやすかったこともあり、飴のメーカーが今でも多く残っているという歴史的背景があった。また、年配になってくると唾液の分泌量が減ってくるので、お口の中を潤すために食べている人も多いのではないかという説には、年配の人ほど飴ちゃんを持ち歩いているというデータとも一致する。

一方、「30代以下=シン・オオサカジン」はほとんど飴を持ち歩いていない代わりに、グミを持ち歩いていることが多いようだ。すぐに食べられて満足感が得られるため大流行。若者等の間では、休み時間に交換したり、交流のキッカケづくりにもなっているようで、飴ちゃんに代わるコミュニケーションツールとしてグミが使われていた。

「値切り」文化も衰退しているそうで「40代以上=ザ・大阪人」は「値切ってなんぼ!」と息巻くが、「30代以下=シン・オオサカジン」は「値切るなんて恥ずかしい……」と後ろ向き。ザ・大阪人の岡村も、メルカリでは落札する際に自身で値下げ交渉をしていることを明かし、なるみは「そんなんしてんねや!」と驚く場面も。

【動画】大阪でヒョウ柄が再び流行中!?そのワケとは・・・

また、「大阪のおばちゃん」のイメージが強いヒョウ柄の歴史も古く、1940年代の後半にDiorが販売し、上流階級で広まっていったのが始まりとされている。そのヒョウ柄を身にまといたい、という大阪人が婦人服として安く作って流行らせたのだそう。最近ではヒョウ柄を着ている人を見かけなくなったので、番組で調べてみると「40代以上=ザ・大阪人」ですらヒョウ柄を持っている人は20%を切っていた。しかし、「30代以下=シン・オオサカジン」では、ヒョウ柄ではなく「レオパード柄」と呼んで流行中。ガラ物なので小物やシューズなどワンポイントで使うのが、かわいくて人気なんだとか。

ローカルCMについての調査では、世代問わず「551蓬莱」のCMを知っていると言う人は90%以上。「551があるときー!」「ないときー!」とCMさながらに言える人がほとんどで、1993年から31年間にわたって551のCMに出演しているなるみも笑顔を見せた。大阪では「オウミ住宅」の歌CMも認知度が高かったが、岡村は知らなかったそうで「俺、東京の人間やわ」とつぶやき、スタジオを笑いに誘った。

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