75年前“初代ミスタータイガース”が大活躍 阪神ファンなら即ピンとくる(!?)滋賀・大津の「すぐに行き止まりの階段」の謎
わずか数段で“すぐに行き止まりになる階段”が、滋賀県大津市の自動車教習所にあるの、なんでやねん!? タレントの河合郁人とABCテレビの古川昌希アナウンサーが調査したところ、この謎には、プロ野球ファンならすぐにわかる(!?)レジェンド選手が関わっていた!?
【画像】「精神的にやられるわ……」 河合郁人&古川昌希アナがショックを受けた理由とは?
すぐに行き止まりになる階段は、京阪近江神宮前駅から徒歩約10分の大津自動車教習所の敷地内にある。階段は2~3段程度で途切れて茂みになっているが、その奥にはまだ階段のようなものが続き、広いエリアに渡って段が積み重なっている。これを見た河合は、「階段というより、僕はあれに見えるけどね。観戦席!」とコメント。古川アナとともに、「教習所は、元々は野球場だった」と推理した。
調査を続けた河合と古川アナは、近くで防空壕跡のように思える地下道や、花壇のような謎の構造物を発見。「これ、(正解は)座席じゃないかも?」「客席は違うな~」と、先程までの考えを改めて、「基地や防空壕など日本軍の施設の跡」と予想した。「階段=何かの施設の跡」という2人の考えは、「まいまい京都」の代表・以倉敬之さんいわく正解とのこと。以倉さんの考えでは、「ある施設があったんですけど、そこに来た少年たちは、さぞかし夢を見て胸を熱くした」そうだ。
以倉さんの助言で、河合と古川アナは、自動車教習所を離れて大津市役所の周辺を調査することに。すると、大津市歴史博物館の近くで、「大津陸軍少年飛行兵学校跡」と記された石碑、皇子山総合運動公園の近くで、「少飛修練之地」と刻まれた石碑を見つけた。そのため最終的に2人は、「“すぐに行き止まりの階段”は、少年飛行隊の航空学校の跡地の一部」と予想した。
「これしかない!」と自信満々な河合と古川アナの推理の結果は、100点満点中……まさかの0点! 謎に関係するある施設とは野球場で、広いエリアに渡って段が積み重なっている部分は観客席、そしてすぐに行き止まりの階段は、観客席へ向かうためのものだった。
実は、自動車教習所が建つ場所には、かつて近江球場という野球場があった。以倉さんいわく、近江球場は滋賀県で初めてプロ野球の試合が行われた場所だという。1949年に近江球場で、「初代ミスタータイガース」こと大阪タイガース(現・阪神タイガース)の藤村富美男選手が、2本のホームランを放ち、その年の本塁打王をほぼ決定させたのだとか。
河合は、謎解き開始早々から正解を予想していただけに、0点という結果で非常に悔しそうだった。なお、この様子は、情報番組『newsおかえり』(ABCテレビ)の人気コーナー「古川×河合のなんでやねん!?」11月26日放送回で紹介された。『newsおかえり』は、毎週月曜~金曜午後3時40分よりABCテレビで放送中だ。