【明治神宮野球大会2024】背番号10の高校1年エース!2026年ドラフト上位候補と言われる織田翔希選手とは【スカイA】
第五十五回記念明治神宮野球大会が20日に開幕。
新チームになって最初の全国大会となる高校の部は各地区優勝校10校が出場。
4年生にとって学生野球最後の大会となる大学の部は代表決定戦・秋季リーグ戦を勝ち抜いてきた11校が出場する。スカイAでは全試合を生中継‼
第2日
第1試合(2回戦)
明徳義塾高(四国地区)vs横浜(関東地区)
松坂大輔・寺本四郎世代の98年夏など甲子園で3度対戦した両校が神宮大会では初の対戦。
明徳義塾はエース・池崎安侍朗(2年)が四国大会3試合を1人で投げ切った。今年夏の甲子園、10月の国民スポーツ大会でもマウンドを踏んだ経験豊富な左腕は、抜群の制球力と安定感を誇る。打撃でも3試合で11打数7安打と活躍。投打で神宮でも注目の選手だ。捕手で5番の里山楓馬(1年)が四国大会3試合で1安打と苦しんだだけに、打撃でエースを助けたい。
横浜は背番号10の右腕・織田翔希(1年)のピッチングに注目が集まる。関東大会初戦では東農大二との投手戦に投げ勝ち、2安打完封。この試合での四球は申告故意四球(申告敬遠)での1つだけで、調子が良い時のコントロールは抜群のものがある。早くも再来年のドラフト上位候補との声も挙がるだけに、神宮のマウンドが見ものだ。攻撃では前チームの今年5月中旬から主将を務める1番・阿部葉太(2年)が関東3試合全てで安打を放つなど好調で、同じく3試合連続安打の3番・奥村凌大(2年)がチームトップの5打点と得点源となっている。チームを率いる村田浩明監督は、自身が主将でエース涌井秀章(中日)を擁した04年夏の甲子園で馬淵史郎監督の明徳義塾に勝利している。監督として明徳義塾と馬淵監督に再び勝利できるか注目だ。
第2試合(2回戦)
沖縄尚学高(九州地区)vs敦賀気比高(北信越地区)
九州大会を2年ぶりに制した沖縄尚学は、1年生左腕・末吉良丞が4試合24回1/3を投げて防御率0.74と安定。特に強い雨と8回途中継続試合で2日間にわたった準々決勝の鹿児島実戦では4安打完封と圧巻のピッチングを見せた。攻撃では14打数11安打で打率.786と好調だった比嘉大登(2年)が試合ごとに打順を上げ、決勝では3番を任された。神宮でどの打順で起用されるかにも注目。
敦賀気比は北信越大会4試合でチーム打率.301と打力が自慢。主将で1番を打つ岡部飛雄馬(2年)は4試合全てで安打を放つなど14打数7安打と活躍しチームでも「出塁率が高い」と全幅の信頼を寄せる。大きな声で投手陣を引っ張る捕手・小林拓斗(2年)は4番打者として勝負強い打撃が光り、北信越準決勝では3安打3打点と活躍した。投手陣は左の管田彪翔(1年)から右の五十子李壱(1年)への継投で、県大会まで背番号「1」だった東川太紀(2年)がケガで離脱した穴を見事に埋めた。 (スポーツライター・松倉雄太)