天童よしみが語る“地元・八尾愛”。楽曲『操車場の町』誕生のきっかけも『真夜中のカルチャーBOY』

七夕の夜の『真夜中のカルチャーBOY』天童よしみさんへの深夜のロングインタビューの様子はradikoタイムフリーで!(7月14日28:59まで)

毎週金曜日の深夜2時からお送りしている『真夜中のカルチャーBOY』。この番組では、ライター・インタビュアーとして活躍する鈴木淳史が音楽・映画・テレビ・演劇など、実に多種多様なカルチャーを独自の目線で毎週解説しています。7月7日・七夕の放送では、天童よしみさんをゲストにお迎えして番組恒例「真夜中の緊急インタビュー部屋」を開催。

天童よしみさんは大阪府八尾市育ち。自身の事務所も八尾市内に置き、歌手活動50周年を迎えた昨年には「どうしても八尾市でやりたい」と八尾市文化会館でコンサートを開催するほどの強い地元愛をお持ちです。

ABCでは今年2月放送のテレビ『なるみ・岡村の過ぎるTV』の八尾市特集にも出演した天童さん。天童さんが愛する八尾の話と、そこから生まれた楽曲『操車場の町』についてのお話をたっぷりと伺いました。

©ABCラジオ

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

鈴木:前回のアルバムのときに本間(昭光)さんとのお話をしてくださって。『操車場の町』という曲があって、その曲の話をしてくださったら、『過ぎるTV』で実際に操車場を訪ねるという企画があって。天童さんからお話を聞いていて、なんとなく自分の中でイメージはあったんですけれど、ああやって映像で見てみるとこんな感じなんだ、と。

天童:本間昭光さんは私と同じ小学校、中学校。私が先輩で本間さんが後輩にあたるんですね。近所に竜華操車場(旧国鉄の操車場。1997年に廃止)があって、連結するんですね、汽車と貨物列車とが。ガチャーンという音が鳴り響くわけですよ。私ももちろん幼い頃からその音を聴いて育ちました。

本間さんとお話しするときに、操車場のお話がものすごく多いんですね。昔はセキュリティが効いてなかったから(子どもの頃に)もう遊びに行って。枕木でずっと遊んだんで、本当にいい思い出ができて。本間さんが「じゃあよしみさん、僕は操車場の歌っていうのを作りたいです」って言って。それで(この曲が)できたんですね。ニューアルバムにレコーディングさせていただきました。

鈴木:いろんな町に古いものがあって、再開発で跡形もなくなって「昔はあったんだけどね」ってなる場合もあるんですけど、八尾の場合はちゃんとこう……

天童:そうなんですよ、モニュメントで。こういう形ですよ、というのをちゃんと表してくれているんで。知らない人はそこに行って見ることができるという。

鈴木:だからお子ちゃんたちがそこで遊んだりしてますけど、「お父さんお母さんから聞いたことあるよ」って、実際は見たことがなくてもああやって残っていて、八尾の子どもたちも知っているというのは。

そういう意味で言うと、天童さんが八尾に住まわれているっていうのを「八尾市民はみんな知ってるよ、あそこだよ」って言えちゃう一般市民というのもね。天童さんもやっぱり東京とか全国各地のお仕事で忙しいと思うんですけれど、やっぱりホーム・基地として八尾にお家を残されているのは、心の拠り所であったりとか?

天童:私の父が待ってくれているような気持ちでいるんですね。「おかえり」って言ってくれる、そういう父がまだいてくれるという気持ちと。いろんな場所に歌を歌いに行くんですけど、やっぱりもう一度八尾市に戻って自宅から行くとなんかピュアになるんですよ。なぜかね、そんな感じがするんですね。

鈴木:なんなんですかね。自分の町に、ふるさとに行ったときの気持ちは。

天童:やっぱり大阪は、特に水がいいですね、空気がいいなぁ……って思うんです。ほかにも空気のいいところはもちろんありますけど、特にわが町というのはいいんじゃないかなぁ、一番……。

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

新曲『星見酒』のリリースに際して、『上沼恵美子のこころ晴天』をはじめABCラジオの各番組にご出演の天童さん。この番組でも『星見酒』とカップリング曲の『おんな酒じかん』をオンエアしつつ、新曲についてのお話を伺っています。ほかにも幼少期からキャリアを共にしてきた上沼さんとのお話など、ABCラジオだからこそ聴けるお話も。

七夕の夜にお送りしたロングインタビューの様子はradikoタイムフリーで7月14日28:59まで聴くことができます。

番組情報

真夜中のカルチャーBOY
ABCラジオ 毎週(金)深夜2:00~

関連記事

おすすめ記事 おすすめ記事