日本のアマルフィ・和歌山県雑賀崎にあるレトロでオシャレな漁師食堂 店内を覗くと、大勢のおばあちゃんの姿が…!

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古くから漁業で栄えた漁師町の和歌山県雑賀崎。山の斜面に家々が建ち並ぶ景色がイタリアの世界遺産、アマルフィに似ていることから“日本のアマルフィ”とも呼ばれ、和歌山市随一の景勝を誇ります。“支え合い、共に生きる”という漁師町気質が根付くこの地に、昨年の3月、レトロでオシャレな食堂「うみまち食堂うらら」がオープン。地元で代々、漁師を営む池田佳祐さんと、奥さんの美紀さんが切り盛りしています。

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人気のランチは、目の前の海で獲れたばかりの魚介のお寿司のコース。太刀魚や甘鯛、鱧、ヒラアジ、那智勝浦の鮪など新鮮な旬の魚が並び、観光客に大人気です。ただし、観光客は予約制。お店の主なお客さんは地元のおばあちゃんたちです。

高齢化が深刻で、一人暮らしのお年寄りが多い雑賀崎。「独りで食事をするのは寂しいんじゃないかと思い、みんなが集える場所を作りたかった」という美紀さん。お店には常連さんが次々と訪れ、ワイワイと井戸端会議を楽しんでいます。基本的には昼のみの営業ですが、時には夜もオープン。夜もお店を開くことにしたのは、どういう理由からでしょうか。

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美紀さんの夫、佳祐さんは漁師を営む家に生まれましたが、大学進学とともに雑賀崎を離れ、医療系ベンチャー企業に就職。しかし、漁師の夢を諦められず、5年前に地元に戻りました。ところが、漁師の父親は佳祐さんが漁師になることに猛反対。佳祐さんはなんとか父親を説得します。

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食堂のすぐそばでゲストハウスも営む佳祐さんと美紀さん夫婦。漁師の仕事は天候に左右され、出漁できる日は年間100日ほど。収入が不安定なために専業漁師を廃業する人もいるのが現状です。そこで閑散期に収入を得る手段として空き家をゲストハウスとして活用。移住希望者に体験宿泊してもらう場所として提供するなど、雑賀崎の街を盛り上げるために一役買っています。さらに、佳祐さんは雑賀崎の仲間たちと夏祭りを復活させようと奮闘。地域活性化に挑む池田さん夫婦に密着します。

『LIFE~夢のカタチ~』は、8月31日 土曜 午前11時から放送。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)

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うみまち食堂うらら(和歌山市)
池田佳祐さん美紀さん夫妻が立ち上げた食堂。漁師の佳祐さんが獲って来た魚を中心にしたランチが人気。築170年の古民家を再利用している。

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新七屋 (和歌山市)
池田さんが経営する1棟貸しで1日1組限定の宿。漁師の副業としてのモデルケースになることを目指している。

番組情報

LIFE~夢のカタチ~
毎週(土)午前11時

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