「圧巻の劇場版クオリティ」な号泣神回 剣聖将軍の戦い、辞世の句、サブタイトル、ED全ての演出が完璧だった『戦国妖狐』第2部 第6話

号泣必至の“神回”が新たに誕生した、戦国バトルファンタジーアニメ『戦国妖狐』。その神回こと第2部第6話では、未来が見える将軍・足利義輝(CV:羽多野渉)の“予定通りの最期”が残酷なほど丁寧に描かれた。こだわりの演出満載の一連のシーンに、「辞世の句からサブタイへの流れが完璧」「特殊EDに涙が止まらない」といった声が続出している。

©︎水上悟志/マッグガーデン・戦国妖狐アニメ化事業部

アニメ『戦国妖狐』は、漫画家・水上悟志の人気コミックが原作。2024年1月期に第1部「世直し姉弟編」が放送され、7月17日深夜から第2部「千魔混沌編」の放送が始まった。

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室町幕府第13代将軍である義輝は、剣の道を極めすぎて時間まで切り、自身の生涯の全てまで見通せる境地にたどり着いた“剣聖”。5月19日に、戦国武将・松永久秀率いる1万の軍勢によって自分が死ぬと知っている。それでも義輝は死を恐れず、第2部第6話(8月21日深夜放送)で松永軍にたった1人で立ち向かった。

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圧倒的に不利な状況にもかかわらず、義輝は高笑いしながら鬼神のごとき刀を振るい続けた。そんな義輝に松永軍は襖を盾に四方から彼を取り囲んで攻撃したが、それらは無意味だった。むしろ、義輝の闘争心はより燃え上がり、彼は次々と松永軍を斬って斬って斬りまくり、炎の中で血の雨を降らせた。

©︎水上悟志/マッグガーデン・戦国妖狐アニメ化事業部

義輝の勝利を、このとき武芸者・兵頭真介(CV:木村良平)たちは信じた。しかし、未来は変わらず、義輝は松永に討たれた。大量の血を流しながら意識が薄れていく中でも、義輝は笑顔だ。泣き叫ぶ真介に抱えられて空を飛んだ際は、“鳥になりたい”という長年の夢が叶ったことから、「ありがとう。こんな高い所まで。まるで鳥だ」と喜んだ。そして義輝は、「五月雨は 嬉し涙やほととぎす 我は至れり 雲の上まで」と一句詠んで息絶えた。

©︎水上悟志/マッグガーデン・戦国妖狐アニメ化事業部

最期の瞬間まで誇り高く、そして笑顔だった義輝は、多くの視聴者を泣かせた。X(旧Twitter)上では、「足利義輝の最期本当に凄かった、辞世の句聞くのつらい泣いたわ」「瞬きしないで見入ってしまった」「涙が止まらなかった……テルさんの覚悟を最期まで見ました。最期までかっこいい人だった」といった声が寄せられた。

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第2部第6話は、昨今の人気アニメの戦闘シーンで見られるCGを駆使したスピード感がそこまでないものの、作画のクオリティは高く、それ以上に演出が光った。史実と同じ戦法や辞世の句を取り入れたこと、ラストシーン後に表示されたサブタイトル『雲の上まで』、BGMのみの特殊エンディングなどは、視聴者に強烈なインパクトを与えた。X上では、「辞世の句からサブタイへの流れが完璧」「最後まで演出が素晴らしすぎてニクイ」「特殊EDに涙が止まらない」「圧巻の劇場クオリティ」といった声が続出している。

©︎水上悟志/マッグガーデン・戦国妖狐アニメ化事業部

なお、アニメ『戦国妖狐』第2部は、毎週水曜深夜2時44分より放送中だ。

番組情報

戦国妖狐 千魔混沌編
毎週水曜 深夜2時44分~

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