戦後79年 14歳が見た広島の惨劇 原爆ドーム近くにある自宅周辺にたどりつくも…

黒柳徹子が司会の「徹子の部屋」。
今回のお客様は、戦争の悲惨さを伝え続ける93歳の田戸サヨ子さん。

©テレビ朝日

現在は娘・孫と暮らし食事を作るスーパーおばあちゃんでもある。
昭和20年8月は母姉と3人暮らしで、当時は14歳。普段は学徒動員により工場で働いていたが、6日は月一のお休みにあたり久しぶりに女学校に登校していた。
爆発の瞬間は爆心地から3.5キロの校舎の中にいたため けがはなかったが、外には全身やけどで大けがをした人があふれていたという。

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学校をあとにし爆心地から700メートルの自宅を目指して歩きだした。途中大勢の人に助けを求められたものの何もできないと振り切って進んだが、戦後何年過ぎてもその人たちに追いかけられる夢をみて申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
ついに原爆ドーム近くにある自宅周辺にたどりついたが、周りには一切建物がなく「母は死んだ」と泣き崩れた。

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その後同じく無事だった姉と再会。一緒に母を捜しに遺体で埋め尽くされた川にもおり捜し続けた。そしてついに生きている母と再会。しかし母は原爆の影響で8月14日に亡くなってしまったという。
戦争後「つらい思いをしたのだから絶対に幸せになりたい」と結婚。7人の子が生まれ家族は41人になった。その家族のことを考えると戦争は絶対にやめてほしいと今でも強く思うという。

「徹子の部屋」はABCテレビ・テレビ朝日系列で毎週月曜~金曜 ひる1 時から放送。

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