「尺がない」「ネタバレになる」など、「メタ発言（本来作者や視聴者にしか知り得ない情報を、キャラクターが劇中で発言すること）」を連発したのは……まさかの室町幕府第13代将軍・足利義輝（CV：羽多野渉）！　戦国バトルファンタジーアニメ『戦国妖狐』第2部第4話に本格登場した彼は、ただの奇人ではなく……!?

【動画】寄り添っておいて、そんな回答アリ!?　メタ発言クセつよ将軍（CV：羽多野渉）が、悩める主人公（CV：七海ひろき）に強烈なひと言！

アニメ『戦国妖狐』は、漫画家・水上悟志の人気コミックが原作。2024年1月期に第1部「世直し姉弟編」が放送され、7月17日深夜から第2部「千魔混沌編」の放送が始まった。第2部は、「闇（かたわら）」と呼ばれる魑魅魍魎を千体も身に宿す少年・千夜（CV：七海ひろき）と、人間の少女・月湖（CV：内田真礼）が主人公だ。

第2部第3話ラストに初登場した足利義輝が放った、「名乗りたいところだが、今はもう尺がない。次回を楽しみにな！」というセリフに笑った視聴者は多いだろう。第4話（8月7日深夜放送）でも彼は、「なんて言ったか、これはネタバ……うん、ネタバレになる」「ワシはその日死ぬ。我が生涯はそこで終わる」と、再びメタ発言！　X（旧Twitter）上には、「メタいメタいww」「最後にメタ発言で全部もっていくのズルすぎ」「『尺がない』とか言っていいんや」「ネタバレとか言い出したwww」といった反響があった。

義輝のクセの強さはこれだけではない。義輝は、比喩でも冗談でもなく「鳥になりたい」と思っており、羽がたくさんついた不思議な服を着て、無謀にも屋根から何度も飛び降りるのだ。みんなが寝静まった深夜ですら、廊下で高笑いしながら羽ばたこうとしており、彼の変人ぶりに千夜はポカンとしてしまった。

そんな“奇天烈キャラ”な義輝だが、実は「剣聖」の異名を持つ剣の達人。大人数の人間を1人で倒すことは朝飯前だ。また、常識にとらわれない人間だからこそ、悩める者を救える。自分のことを「化け物」だと思い詰める千夜に、義輝は「お前は人だ」「千体の闇を埋め込まれ、自在に化け物に変われる体質の人であろう」「お主の本当の望みは、人とか闇とかではなく、争い無きことでは？」とズバリ。核心を突いた義輝の言葉のおかげで、千夜は変わり始めた。

X上には、いろんな意味で常識破りな義輝を称賛する視聴者が続出！　「テルさんが千夜にかける言葉の1つ1つが良いんだよなぁ……」「偉いだけじゃなくて強くて優しくて賢い　なんて出来た人なんだ」「テルさんの言葉が、千夜の背負った重荷をどんどん軽くしてくれる」「テルさんカッケーーです　千夜は義輝公に出会えて本当によかった」といった声が上がった。 なお、アニメ『戦国妖狐』第2部は、毎週水曜深夜2時44分より放送中。