【夏の甲子園】「日本文理の夏はまだ終わらない!」名実況が生まれたあの夏。第91回大会決勝
8月1日(木)に開場100周年を迎えた阪神甲子園球場。スカイAでは阪神甲子園球場100周年を記念して、夏の高校野球過去大会から懐かしの試合を、「夏の甲子園~熱闘の系譜~」としてプレイバック放送!人々を熱狂、興奮、感動させたあの夏を、もう一度ご覧ください。
◆2009年8月24日 第91回大会決勝
中京大中京(愛知)10-9 日本文理(新潟)
新潟初の決勝進出!
「日本文理の夏はまだ終わらない!」
そんな甲子園の歴史に残る名実況が生まれたのがこの試合だ。3番河合完治、4番堂林翔太、5番磯村嘉孝という強力なクリーンアップを誇る中京大中京は3回戦で長野日大を相手に15点、準決勝でも花巻東を相手に11点を奪い決勝進出。日本文理は新潟県勢初の決勝進出ということもあり、中京大中京有利という声が多かった。
試合は5回までは2対2の同点だったものの、6回に中京大中京が一挙6点を勝ち越し、8回を終了した時点でスコアは4対10。多くの人が中京大中京の優勝を確信していただろう。しかし9回表、ツーアウトランナー無しから日本文理が猛攻。中京大中京のミスも重なり、6番の伊藤直輝の2点タイムリーで2点差まで追い上げる。冒頭の実況が飛び出したのはこの場面だった。さらに代打の石塚雅俊にもタイムリーが飛び出し1点差。まさかの同点、逆転かと思われたが、最後はサードライナーを河合がつかんで中京大中京が逃げ切った。新潟県勢初の優勝はならなかったが、最終回の反撃と名実況は今後も語り継がれていくことになるだろう。(スポーツライター西尾典史)
放送日時:8/6(火) 19:00~21:45
いよいよ8月7日(水)から始まる「夏の甲子園」。8月4日には抽選会も行われ、初戦の組み合わせが決まりました。スカイAでは全試合録画放送!こちらもぜひご覧ください。