日本一元気な80歳・桑原征平、リスナーへの感謝全開!! 番組イベント『イッツ・征タイム!!』リポート【後編】
ABCラジオ「桑原征平 粋も甘いも」「征平・吉弥の土曜も全開!!」で週に2日、喋りまくりの元関西テレビアナウンサー桑原征平。そんな征平の80歳とABCラジオ20周年を祝うイベント「イッツ・征(しょー)タイム!!」が、2024年7月5日(金)に開催された。
会場は、大阪市にあるリーガロイヤルホテル大阪2階の宴会場ペリドット。ホテル自慢のビュッフェが付いた公演は、昼と夜の2部制。料金は1万円ながら、100席のチケットは共に即完売という、プレミアムなイベントだ。
夜の部は18時に開演。今度は、金のちゃんちゃんこを着た征平がまたも「君といつまでも」を口パクしながら登場した。そんな征平へ、本物の加山雄三を見たかのように、参加者からの嬌声が。それに気をよくしたのか、直後のイベント協賛スポンサーからのお祝いコメントに、征平のヨイショ節も絶好調。出演者、参加者ともに高め合い、最高のスタートを切った。
続いてのビュッフェタイムで、征平は昼の部同様に離席し、隣の握手&撮影会会場へ。その間に、ステージへ現れたのは、昼の部同様に、初代「粋甘」プロデューサー・板井昭浩氏。「3人の天才によって粋甘は作られた」というマル秘エピソードに、参加者も驚きの声をあげていた。
続いてのゲストは、2021年まで「粋甘」で征平の相手を務めていたパーソナリティー・永田まりとタレント・小川恵理子。2人の征平へのエピソードは「征平は家では○○!?」「征平が揉み揉みテクを大自慢!?」。夜の部には、征平の家族も来場していたのにも関わらず、えりまりコンビは大暴走することに。「ご家族がいる前で、言い辛いのですが…」という無意味な枕詞をつけ、征平のシモ系から女性関連話など攻め込んだエピソードを披露した。もちろん、家族はOKサインを出していたので、問題は無し。
とここで、サプライズゲストの元ABCアナウンサー・橋詰優子さんが登場。2021年から2023年まで「粋も甘いも」で征平の相手をしていた橋詰さんからは「征平は女子2人がいる日はムフフに!?」というエピソードが飛び出す。その後も「征平を漢字一文字で表すと?」「征平が嫌いなアナウンサーは?」といった、参加者からの危険な質問にも、粋甘トリオはあらぬ妄想を加えて回答。家族の前で、征平の全てを丸裸にしていった。
そうして、再びステージへ主役が登場。昼の部とは違う10人で征平は、再び記憶力に挑戦していく。だが、ここでも誰しもが知る有名アナウンサーを「えっと…」と記憶力を喪失。さらに、昼の部にも出たABCラジオ社長のフルネームをまたも失念。答えられたのは、10人中4人のみという結果に。太鼓持ちを自称する征平らしからぬ失敗に、本人は大いにしょげていた。ちなみに、イベント終了後、裏で征平は社長に平謝りしていたことだけは付け加えておく。
続いての「歌唱力に挑戦」では、春日八郎「赤いランプの終列車」を熱唱。またも、癖の強い征平ボイスが会場に響き渡る。中でも、自ら汽笛を模して「ポッポ~」と叫ぶ征平へ、会場からは謎のコール&レスポンスが。ちなみに、得点は69点だったが、その盛り上がりは100点以上のものがあった。その熱唱に続き、征平がステージへ招き入れたのは、来場していた大学生の孫とその彼女。将来の夢がミュージカル俳優だという孫らが、即興でエーデルワイスを披露。征平のだみ声で浸食された会場に、爽やかな風が吹いた。
そうして、夜の部も終演の時間に。最後に征平が、「また10年後に会いましょう!」という次回予告を宣言し、「イッツ・征タイム!!」夜の部の幕が降ろされた。このイベントの模様は、7月20日(土)お昼2時からABCラジオで放送される予定だ。
感謝と情と繋がり。桑原征平が大切にしている全てが浮き彫りとなった「イッツ・征タイム!!」。「生涯現役へ憧れるのはやめません。100年しゃべるで!!」という桑原征平の挑戦をお聴き逃しなく。
(文:「征平・吉弥の土曜も全開!!」構成作家 岡内義人)