芸人さんの舞台裏密着12時間!! 『第45回ABCお笑いグランプリ』準決勝 堂島川に豪華メンバー現る!! 空き時間に食パン15枚完食!
ダウンタウン、ナインティナイン、中川家、ますだおかだ、フットボールアワー、千鳥、かまいたち、霜降り明星・・・今のお笑い界をけん引するレジェンドたちが、芸人人生の大きな通過点として参戦・制覇した「ABCお笑いグランプリ」
その準決勝が6月21日に大阪のABC朝日放送に隣接するABCホールで開催された。総エントリー数568組中、準決勝に進出できたのは45組。そこから7月7日(日)に生放送される決勝に進出できるのは、たったの12組。
一体、お笑いグランプリの裏側はどうなっているのか。東京組は前日、夜行バスに乗り込み大阪へやって来る。そんな長い長い1日に密着し、出番前後や待ち時間、芸人さんは大阪でどのように過ごしたのか、みなさんに貴重なお写真をお借りし、ライター鈴木淳史が芸人さんに聴いてみた。
PART2の今回は、ヨネダ2000、短歌も話題の鈴木ジェロニモ、フースーヤ、東京進出したエルフを発見!
【戦う前から準決勝の戦いは既に始まっていた!? 密着記PART1はコチラ】
少し時間を置き、昼1時に控室を観に行く。外出していたヨネダ2000のお2人が控室に帰ってきていた。彼女らも2022年・2023年と2年連続決勝進出している。
―おふたりは夜行バス移動ですか?
誠『そうですね。初めての夜行バスだったんですけど、相性が良くて、私が一番寝ていました』
愛『パーキングで毎回起こしてと言われていたんですけど、2回目は起こしましたが、3回目4回目は起こさなかったですね』
誠『新幹線より寝られました。お揃いのネックピローも買ったんです』
愛『お手頃(価格)のね。私も比較的寝られましたし、あっという間でした。空き時間はABCさんが作ってくれたマップを観て、同期の鈴木ジェロニモと喫茶店のモーニングに行きました。』
誠『飲み物に目玉焼きとトーストが付いてくるんです』
愛『私は足りないので、ハムトースト追加したら、ジェロニモもタマゴサンドを追加して、誠もハムサンドを追加したんです。そしたら、サンドイッチが三角形のタイプなんですが、かなりの量で…』
誠『全てのパンを計算したら食パン15枚分ありました。ちゃんと完食しましたけどね。そのあと銭湯にも行って、お風呂も温かったですし、大阪で生まれたんじゃないかというくらいにエンジョイしました』
愛『完璧でしたね』
ダウ90000、こたけ正義感と同じく3年連続決勝を目指すコンビだが、前者2人とは違う食を中心とした話に! よく考えたら、長い長い空き時間をどう過ごすかを聴く企画でもあったが、ようやくその内容も聴けた。
すると、こたけさんも外出から帰ってきて、どう昼食タイムを過ごしたかを写真で教えてくれた。
なんと、春とヒコーキ・ぐんぴぃさんとGパンパンダ・一平さん、ダウ90000・蓮見さんとうどんを食べに行ったという。その後、かが屋・加賀さんと近くの川沿いで写真撮影したというので、加賀さんにお願いして今回その貴重なお写真をお借りした。
しばらくすると、ヨネダ2000と一緒だったという鈴木ジェロニモさんも控室に帰ってきていた。写真を見せてもらいながら、食パン15枚の話を聴いてみる!
―結果的に食パン15枚という話をヨネダのおふたりから聴いております。
ジェロニモ『サンドイッチが三角タイプで小さくひとサイズなので、途中まで多さに気付きませんでした。お腹いっぱいになり、そこから計算したら食パン15枚分でしたね。その後、ABCさんからもらったマップにも載っていないお風呂とサウナを自分たちだけ見つけられたと思ったら、芸人みんないて。(笑) 全員リクライニングシートでゆっくり過ごしました』
大阪組にも話を聴きたいなと思っていたら、昼2時からの準決勝出番間近のフースーヤに控室前でインタビューが出来ることに。
―去年は東京での準決勝に移動する側でしたが、今年はホームの大阪に東京組の大半が夜行バスで移動してきています。
谷口理(以下、谷口)『東京組が夜行バスによる心身疲労で全滅してくれるとありがたいですね。去年と逆になったので、しめしめと』
田中ショータイム(以下、田中)『相手が誰だとか、会場がどこだとか、そんなの関係ないでしょ? 自分たちを信じてやるだけ。結果は、ただ自分らがやる事をやって、それを成すだけ。それだけの事じゃないですか?』
谷口『長っ!!』
田中『後は審査員がしっかりネタを観てくれたら、その結果が出るだけの事でしょ。東京から大阪の夜行バスくらいで心身が疲れるなんて…、本当に残念ですよ。そんな話を聴いて、本当に本当にがっかりですよ』
谷口『長いって!』
本番直前という事もあり、限られた時間だったが、完全に本番モードでインタビューに応えてくれた。 フースーヤの雰囲気から、今回大阪組はホームなのでリラックスも出来ているのか・・・と考えていたら、そこに元々は大阪組であり、一昨年に東京に進出したエルフのお2人を発見。
―ほとんどの東京組が夜行バスなどで来る中、荒川さんは、まさに今日がそうですが、毎週金曜は『おはよう朝日です』レギュラーとして朝5時から生放送に出演されていますよね。
荒川『夜行バスも過酷ですが、私は毎週朝5時から生放送ですから、トータルとしては私の方が全然しんどいと想います! 冷静に考えたら、私が一番辛いですって!』
はる『毎週は確かにな。まぁ、私は自腹で新幹線で来たけど』
荒川『一番しんどくないのは、はるかも!!』
はる『(笑)。体力を削られるのが一番意味わからんので、体力万全で来ましたよ。早寝早起き昼過ぎ出勤!』
荒川『私は遅寝早起きボロボロ出勤! でも、出番が終わって、決勝進出者発表までの空き時間は、イケメンとロケをするので全然大丈夫です!』
はる『私もイケメンを拝んで、発表に控えたいです!』
(次回、「M-1」チャンピオン令和ロマン ABCに来るや否や・・・ PART3に続く)
「第45回ABCお笑いグランプリ2024」決勝戦は7月7日(日)昼1時55分よりABCテレビで生放送。ABEMAでも全国ライブ配信される。
(取材・文/鈴木淳史)
(企画・撮影/喜多ゆかり)