兄は芸人、あだ名は福くん!? 2024年ABCテレビ新人アナウンサー大石紗椰・中村想人が明日19日にデビュー!

今年4月に入社したABCテレビ新人アナウンサーの大石紗椰(おおいしさや)、中村想人(なかむらそうと)が、6月19日(水)にデビューを迎える。

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研修では、発声・発音の基礎をはじめ、緊急時の報道対応を含めたニュースの実践を徹底的に行い、約1か月半にわたってアナウンサーに必要な技術の習得に励んできた。デビュー日となる19日は、ABCテレビ「おはよう朝日です」(月~金あさ5:00~8:00)と、ABCラジオ「おはようパーソナリティ小縣裕介です」(月~木あさ6:30~9:00)に出演したのち、同日のABCラジオニュースにて“初鳴き”を行う。(※初鳴き:アナウンサーとして初めて1人立ちしてマイクに向かい、電波に声をのせること)

デビューを2日後に控えた6月17日(月)、大石アナと中村アナが、新人アナウンサー研修を担当する桂紗綾アナと共に取材会に出席。初鳴きを迎える現在の心境や今後の目標などを語った。

 東京都出身の大石アナは、「私のことは“どすこい大石”と覚えていただけたら嬉しいです」と小学校の頃のニックネームで自己紹介。さらに「これからのアナウンサー人生、負けん気・強気にドスンと頑張ります!」とアピールしながら、張り手のポーズを元気よく決めた。実は、6歳年上の兄が吉本興業所属のお笑い芸人だそうで、チャレンジする兄の存在がアナウンサーを目指す原動力となったという。アナウンサーに内定した時には、連絡を取り合い「いつか2人で共演しよう」と熱い言葉を交わしたとか。また、ABCのアナウンサーには「M-1グランプリ」に出場した先輩もいることから、記者に自身の出場の可能性を問われると、「出…ます!」と宣言した。

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一方の中村アナも同じく東京都出身。会う人会う人から「(俳優の)鈴木福さんに似てますね」と言われるため、あだ名は福くんだそう。小学校からボクシングを始め、高校時代には全国大会でベスト8に。大学ではボート部で活躍し、全国で3位になった実力を持つ。そんな大学時代は年間300日も合宿生活を送っていたそうで、「ここで培った根性と体力を今後のアナウンス業務にいかしてまいります」と意気込んだ。目標は「ABCに入ったからには、阪神タイガースのプロ野球実況を。政治経済にもすごく興味があるので、『newsおかえり』で取材をしたい」。そしてボクシングのリングアナという珍しいライセンスも所有していることから、「いつかは大きなホールで、会場の雰囲気を前向きな方向に変えたい」と野望も明かした。

両アナの初鳴きは19日だが、実は一足先にドラマの収録に参加したとのこと。8月にスタートするABCテレビよる10時の全国ネットドラマ『素晴らしき哉、先生!』に出演。2人にもセリフが用意され、収録を体験した大石アナは「意外と現場は和やかな雰囲気で、共演させていただいた大物俳優の方も話しかけてくださったり、本当に緊張することなく、一言も噛むことなく無事終えられました」、中村アナも「ドラマ撮影の雰囲気が本当に楽しくて、こんなにいい雰囲気で撮影をされてるんだというのを心から感じました。自分もまだどんな姿か見ていないので8月スタートのドラマが楽しみです」と感想を語った。

 

 研修を担当した桂アナは、大石アナについて「ユーモアもあって、自虐で笑いを取るということを知っている、関西にすごくなじみやすいキャラクター。ニュースもベテランアナウンサーに近いぐらい上手なので、研修期間中もそういった部分をどんどん伸ばしていってくれました」と目を細めた。中村アナについても、「“新聞が友達”っていうぐらい新聞が大好き。しかも教育方針なのか家にテレビが設置されておらず、大学の寮でテレビにどハマりしたみたいなんです。話の内容も個性的だったりしますので、これからの成長もまた楽しみですね」と素顔を紹介。そして「関西のディープなところにも足を運んでもらって経験を積んでもらおうと思います。温かい目で見ていただければうれしいです」と報道陣に呼びかけた。いよいよ明日、始めの一歩を踏み出す大石アナ・中村アナにご期待ください!

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【質疑応答】

――デビューを控えた今の心境は?

大石「もう、やるしかないという風に思っています。研修中に憧れの先輩方の姿を日々見てきて、『こんな大変なことができるようになるのかな』と不安になってしまうこともあったんですが、もう間もなくデビューして、本当にABCテレビアナウンサーの一員となります。なので今後は新人だからと甘えることなく、『ABCといえば大石』と言っていただけるような存在になれるように全力で臨みます。まさに『憧れるのをやめましょう』です」

中村「もう本当に楽しみな気持ちでいっぱいです。非常に緊張もしているんですが、ここまで先輩方に本当に手厚く指導をしていただいて、緊張が全て楽しみな気持ちに変わっています。ただ昨日は、今週1週間のことを考えたらドキドキしてしまって…早く会社に来なければいけなかったのですが、夜中の2時半までなかなか寝られなくて、ドキドキしながら今日を迎えました」

――アナウンサーを目指したきっかけは?

大石「高校3年生くらいの頃から何となく憧れを抱いていたんですが、正直、『私がなれるわけないよな』という思いが強くて。そのときに原動力となったのが兄の存在でした。6歳上の兄は今、吉本興業でお笑い芸人をしているのですが、売れっ子芸人になるという“狭き狭き門”に向かってチャレンジし続ける兄の姿を見て、『私もチャレンジしてみるのもありかな』と思えるようになりました」

中村「小学生の頃からずっとボクシングをやっているんですけれども、初めてプロボクシングの試合を後楽園ホールに観に行った際に、リングアナウンサーの方が声一本で会場の雰囲気をガラッと変えていらっしゃったんです。そのときに、声だけでここまで会場の雰囲気を前向きに変えられるんだ、アナウンサーってすごいな、というところから憧れを持ち、アナウンサーを目指すようになりました」

――目標とするアナウンサーは?

大石「鷲尾千尋アナウンサーです。私も食べることが大好きなんですが、鷲尾さんが食べている姿は本当に見てるだけで幸せになるといいますか。なので、私もそういった存在になれたらいいなと思っています」

中村「小櫃裕太郎アナウンサーに憧れています。と申しますのも、間もなく初鳴きを迎えるのですが、どのように自分の緊張を抑えていくのが正解なんだろうと思い、昨年や一昨年のABCアナウンサーの初鳴き映像を見ていたんです。そこで昨年の小櫃さんが本当に堂々と初鳴きをされてる姿を見て、自分もこれぐらい自信を持って堂々と初鳴きをしたいなと思いました」

――今後やりたい仕事や出演したい番組は?

大石「本当にたくさんあります。私はアナウンサーとして、出演者の方や視聴者の方との思い出を大切にしていきたいと思っています。ABCテレビには、お茶の間みんなで楽しめる『おはよう朝日です』とか、『芸能人格付けチェック』があったり、学生や視聴者の方にスポットを当てた『熱闘甲子園』、『甲子園への道』、そして『探偵!ナイトスクープ』もあって。さらに歴史が刻まれる瞬間を映す『M-1グランプリ』と『ABCお笑いグランプリ』も。もう数々の大人気番組があるのですが、こういった番組をたくさん経験させていただいて、何十年後も視聴者の皆さんと思い出を懐かしめたらいいなと思っています。欲張りですみません(笑)。何でも楽しくチャレンジしたいなと思っています」

中村「やはりABCに入ったからには、阪神タイガースのプロ野球実況。それから新聞が好きというところもあって、政治経済にもすごく興味があるので『newsおかえり』で取材をしたいです。あと、2025年にABCで『大阪・関西万博開催記念 EXPO EKIDEN 2025』というのを放送するのですが、中継所のリポートを担当したいなと思っております。もちろん、高校野球も大好きです。昨年、母校の慶応高校が優勝しましたので、この勢いに乗って自分も担当したいなと思います」

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