吉本興業HD前代表取締役会長の大﨑洋氏に徹底ロングインタビュー!出演オファーに「出るわ」快諾の理由を訊く『真夜中のカルチャーBOY』

『真夜中のカルチャーBOY』絶対に聴き逃せない大﨑氏へのインタビューの様子はradikoタイムフリーで!(6月16日28:59まで)

深夜の音楽カルチャー番組「真夜中のカルチャーBOY」。毎週金曜日の深夜2時からお送りしているこの番組では、ライター・インタビュアーとして活躍する鈴木淳史が音楽・映画・テレビ・演劇など、多種多様なカルチャーを独自の目線で解説する。

6月9日の放送では、吉本興業HD前代表取締役会長の大﨑洋氏をゲストにお迎えして、番組恒例の『真夜中の緊急インタビュー部屋』が行われた。

サンマーク出版より刊行された初の単著『居場所。』について、鈴木が雑誌インタビューを担当したことをきっかけに実現した今回の出演。関西ローカルの深夜ラジオであるにもかかわらず、鈴木のオファーを快諾した大﨑氏にその理由を訊く場面からインタビューは始まった。

©️ABCラジオ

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鈴木:6月24日発売の「関西ウォーカー夏号」という雑誌のインタビューで大﨑さんにお世話になりまして。僕が今年46の学年で、ダウンタウンお二人のド直球の世代なので、いろいろとお話しさせていただいて、撮影も終わりまして、最後に廊下のところで何気なく「実はラジオやってまして……」って大﨑さんに言ったんです。

で、「なんかあったら出るな~」みたいな感じになるのかと思ったら、大﨑さんがその場で「出るわ。手帳開こ」って言って。そうやってスルスルと話が決まっていって、そこから10日ぐらいしたらまた色々と状況が……

大﨑:せやねん、(吉本を)辞めんねん。辞めるわ、万博の仕事させてもらうわで、あれからえらい環境変わってん。いつ取材してもらったんやったっけ?

鈴木:4月25日です。

大﨑:ということは、役員会で岡本ちゃん(岡本明彦吉本興業HD前代表取締役会社長)が「大﨑会長辞めるんです」って発表する前か。だから正式にはまだ最終決定してなかったんや。

鈴木:僕からしたら関西ローカルの雑誌やラジオの取材を受けてくださることが嬉しかったんですけど、大﨑さんの中ではそういった区別は別にないんですか?

大﨑:別にメディアの大小とか、紙や電波やとかそういった区別は全くなくって、基本はラジオと雑誌が好きで。

もちろん経済的な数字が一番なので、聴取率とか雑誌の発行部数で、勝った負けたみたいなことはせなあかんねんけれども。ただこんな世の中になったから、もう一つの違う物差しをそれぞれが持たなあかんと思うし、ローカル誌とか深夜のラジオ番組とか、たった一つのものからムーブメントを起こすというか、そういう物差しを持たないといかんのと違うかなと思うよね。それにはメディアの大小とか差じゃなくて、熱い思いというか志というか、「一つの大阪の深夜の番組からムーブメントを起こした」というのができると思うのよね。

僕の場合はダウンタウンという才能がいたから、別に僕じゃなくても誰でもできたことと言われたらそうなんやけども、心斎橋に客席数114の(心斎橋筋)二丁目劇場というのを作って。たかだか114席の劇場の大阪のちっちゃなメディアやんか。そこで「お前ら誰やねん」みたいな若いやつを集めて、みんなが頑張って。そこから東京に行って、圧倒して、松本くんの『ドキュメンタル』みたいに世界にも行けてってとこまできたわけで。

特に大阪って、クチコミというメディアで拡がるところがいっぱいあるので、鈴木くんは「ローカル」っておっしゃったけど、ローカルこそムーブメントを作る、ゼロからイチを作るメディアやと思うんで、僕はすごくうらやましいわ。

鈴木:僕が学生時代に「小さなところからムーブメントを起こしたい」って思うようになったきっかけは、完全にダウンタウンのお二人と大﨑さんの物語なんです。だから先日のインタビューのときに、僕がお伺いした大体の質問の答えを「たまたまやで」とお答えになったのも衝撃的やったんですけども。

©️ABCラジオ

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学生時代からダウンタウンの大ファンという鈴木は、収録中に「もう泣きそう」とこぼす場面も。これまでにダウンタウンの松本人志氏が出した私物の本を持ち込んで今回の収録に臨むほどの熱中ぶりを見せていた。

収録では、「ダウンタウンの育ての親」とも名高い大﨑氏のダウンタウンとの思い出はもちろん、放送作家・香川登志緒氏と晩年に交わした忘れられない言葉、開催を2年後に控えた大阪・関西万博への想いなどインタビューの話題が途切れない。

「大阪・関西万博催事検討会議」の共同座長への就任を控えた大﨑氏が、「社会問題をエンタメで解決したい」とテーマを掲げる場面も。その真意にも鈴木が迫る。

このインタビューの続きはABCラジオ『真夜中のカルチャーBOY』で、放送の1週間後までradikoタイムフリーで聴くことができる。6月9日「ロックの日」にふさわしい、深夜に熱く燃える2人のロックなトークをお聴き逃しなく。

番組情報

真夜中のカルチャーBOY
ABCラジオ 毎週(金)深夜2:00~

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