「女の子なんて歳じゃねえだろ」ってオイ! 絶望する童顔隊長をお守りしたい『キミ戦』SeasonⅠ第6話
小柄で童顔な明るい女性隊長の体に異変が……! アニメ『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』(以下『キミ戦』)SeasonⅠ第6話で、隊長のミスミス・クラス(CV:白城なお)は己の残酷な運命を知った。絶望する彼女が、頼れる部下たちによって笑顔を取り戻していくシーンにグッとくる!
物語の中心人物は、超大国「帝国」軍の剣士イスカ(CV:小林裕介)と、超常の力を持つ「星霊使い」たちの国「ネビュリス皇庁」の王女アリスことアリスリーゼ・ルゥ・ネビュリス9世(CV:雨宮天)。戦場で出会った敵国同士の2人が惹かれ合っていく姿を描く。同アニメは2020年10月にSeasonⅠが放送され、2024年7月にSeasonⅡの放送を控えている。なお、2024年4月からSeasonⅠが再放送中だ。
頭の大きなリボンとミニスカートの隊服がキュートなミスミスは、イスカが所属する部隊の隊長。小柄で童顔だが、実は22歳だ。SeasonⅠ第6話(5月15日深夜再放送)で、そんなミスミスの体に異変が起こった。なんと彼女は、とあるネビュリス皇庁人のせいで星霊使いになってしまったのだ。
帝国人は、星霊使いが持つ「星紋」というアザと超常の力を恐れ、「魔女」「魔人」と忌み嫌っている。星霊使いになった同胞への待遇も厳しく、隠ぺいは処刑対象。星霊使いの帝国人は、自首しても禁固刑は免れず、運が良くても一生監視付きで生活することになる。そのため、ミスミスは「あ、アタシ……魔女になっちゃった……」とショックで床にへたり込み、彼女のいつもの明るい笑顔は消えてしまった。
絶望するミスミスを救ったのは、彼女を慕う部下たちだった。その1人イスカは、「この星紋を隠し抜いて、隊長がこれからも僕らの隊長でいる」方法をミスミスに提案した。
いつも不愛想で皮肉屋なジン・シュラルガン(CV:土岐隼一)も、ミスミスの味方になった。ジンは、ミスミスに「ボス、マイナス200点」「女の子なんて歳じゃねえだろ」などと事あるごとに嫌味を言っていたが、いざという時は彼女の気持ちを尊重した。「俺らはボスの部下だ。言いたいことを言え。俺たちがそれを遂行する」とジンは言い切り、仲間の音々・アルカストーネ(CV:石原夏織)も彼に同意した。
部下たちの想いを知ったミスミスの瞳には涙が……。そして彼女は、「アタシ、辞めたくないよ、隊長……せっかくみんなと、また一緒にいられるのに……」と泣きながら本音を明かし、部下たちと秘密を抱えて生きていく覚悟を決めた。イスカから再び優しくされた際も、「もう、お姉さんを泣かさないでよ。アタシ、そういうの弱いんだから……」とミスミスは涙ぐんだが、その表情は太陽のように明るかった。
やがて、アリスと再会したイスカにとんでもないことが起こり、怒りで暴走したミスミスは初めて星霊術を発動し……!? ミスミスの今後、そしてアリスとイスカの恋模様が気になるアニメ『キミ戦』は、著:細音啓、イラスト:猫鍋蒼のライトノベルが原作。同アニメは、毎週水曜深夜2時14分より再放送中だ。