同じ女性と３度の結婚と離婚した男性？　セレッソ大阪の餅つき大会や「関西コレクション」を誘致したヌシ？　エピソードが強い駒川商店街の人々

2024.05.09

若手漫才コンビ「はるかぜに告ぐ」の一色といろ＆とんずが街を知り尽くす“ヌシ”を探し、そのヌシが愛する絶品グルメを発掘するガチ企画『ヌシノメシ』。さや香からバトンを受け2代目ヌシハンターとなって2回目となる今回は大阪三大商店街の1つ、駒川商店街のヌシを探した。

全長730メートル、200店舗以上が連なる駒川商店街は大阪屈指の激安ショップが多く集まっている商店街。そのため遠方からも人々が多く訪れる。不況なんてどこ吹く風とでも言わんばかりに街は活気に溢れていた。

ヌシを探そうと歩き始めた商店街で、20年以上切り盛りしているというたこ焼き屋「TACO房s」に吸い寄せられた2人。どう見ても“ただ食べたかっただけ”という表情のとんずは、「タダでお話聞くのも申しわけないんで…」ともっともらしい理由をつけ情報収集にかこつけて人気のソースマヨ（370円）とポン酢マヨ（370円）を頬張った。

ここで前日の夜に思いついた「うまとんず」というギャグを披露したものの、店員のおばちゃんの「なんて言うた？」の切り返しの前に撃沈。さらに「なんやのうまとんずって」と手厳しい評価を受けてしまったが、めげずに商店街のヌシは誰か尋ねると、毎年7月に数万人が集まる駒川祭りを開催するなどイベントを企画する「名和さん」という名前が挙がった。

続いてはる告ぐの2人は、肌着やパジャマをメインに販売しているはずが、なぜか店内にはフィギュアが所狭しと並んでいるカジュアルショップを発見。同じ女性と3度の結婚と離婚を繰り返しているという波乱万丈の人生を歩んでいる店主の森田さんに話を聞くと、ここでも名和さんの名前が出てきた。

名和さんは、街をあげて応援しているセレッソ大阪がJ1に昇格した際に、セレッソ大阪の選手を巻き込んで商店街で餅つきや盆踊りなどのイベントを成功させた凄腕だった。

このほかにも様々な店で情報を集めてみたが、誰もが口を揃えて「名和さん」とその名を挙げた。もはや名和さんがヌシの有力候補であることに疑いの余地はない。2人は名和安将さんがオーナーを務めるメンズショップ「マルタカ」へと突撃した。

はる告ぐの突撃に「ありがとうございます」とあっさりヌシ認定を受け入れてくれた名和さんは、なんと有名ファッションショーのひとつ「関西コレクション」を駒川商店街で開催したこともある驚くべき功績の持ち主だった。

そんなヌシが愛するヌシノメシは、甘辛茶寮まほろばの「まほろば定食」（900円）。昆布や鰹、鯖にラウスコンブなどを使用した自家製出汁に手延べそうめんを合わせた「にゅうめん」が絶品だという。にゅうめんをすすったとんずは「めっちゃ優しい！」と目を輝かせ、「毎日食べられる！」と絶賛。一色といろも感激しっぱなしの絶品メニューだった。