ゴージャスなペントハウスで暮らすセレブ男子たちの内に秘めた心情が見え隠れ。鈴木康介&本田響矢の意味深な表情にも注目! 『セレブ男子は手に負えません』第2話
今回のお料理はミートボールです! 野菜嫌いな人でもまったく気づかずに食べられるように細かくカットした野菜をふんだんに使用。カロリーが気になる方でも安心して食べられるように、鶏肉&お豆腐をベースに油で揚げず、オーブンでじっくりと焼き上げ、程よい食感とともに甘酢餡でいただく絶品の一品…あ、『セレブ男子は手に負えません』第2話のお話を書こうとしていたのでした!
さて、気になるストーリーのほうはというと…。ひかる(若月佑美)が肌身離さず身に着けていたマフラー。セレブ男子たちからは「汚い」「捨てろ!」とさんざんな言われようだったが、実は母のマフラーだったことが冒頭で明らかに(ひかるの母役は遠藤久美子さん!)。結婚願望が強くて料理が得意。そんなひかるの背景には母娘のストーリーが流れていることを感じさせるシーンから一転して、雇い主でもあるシオン(鈴木康介)から「女の管理人はいらない」と即日クビを言い渡された現実へと引き戻される。
「泊ったのか? 図々しにもほどがあるな」
「玄関の場所がわからないのか」
シオンのひかるに対する言葉は辛辣でとにかく超オレ様。それもそのはずで、幼いころから厳格な帝王学を教え込まれ、近寄ってくる女性にウンザリし続けてきたシオンにとっては、服装を気にせず、しかもズケズケと自分に対してモノを言うひかるは、これまでに出会ったことのない(そして最も苦手な)タイプなのかもしれない。そして、シオンが辛辣なのはひかるに対してだけではなく、仕事でもオレ様全開で会議では社員たちに対して常に上から目線。なお、このシーンで登場する社員たちの名前は、昨年、日本一に輝いた球団メンバーを彷彿とさせる木浪(外岡えりか)、青柳(奥雄人)、村上(三島涼)の3人。脚本担当で、スポーツライターでもある岡田真理さんならではの遊び心も楽しい。
第2話を観終えてみると、シオンの細やかな心情を実にさまざまな表情で鈴木が演じていることに気づかされる。一方で、ひかるに対して味方となりそうなのが、律(本田響矢)とルカ(井手上漠)。特にシオンの幼馴染みだと教えてくれたルカは、幼少期の写真をひかるに見せる。かわいらしい男の子が、「とんでもない美女(byひかる)」へと変貌した姿に、驚きつつもまったく意に介さないひかるに対して、ルカも距離を縮めていく。
その点、律はというと、華々しいピアノの受賞歴があるものの、自分のことは一切話したがらない様子。普段はかわいくて甘えん坊な表情が印象的な律が、恋愛禁止のルールを破ってひかるを口説こうとしたり、「仕事さえ、ちゃんとしてくれればいいよ」と言い放ちながら見せた鋭い視線があったり…なにやらウラがある模様だ。
そしてもう一人、仕事以外は何事に対しても興味がなさそうな彰人(中尾暢樹)は、ひかるから「指がきれいですね」と言われると「そんなところ、褒められたことがないから」と手にしていたお椀を天井に届きそうなほど放り投げてしまう“動揺ぶり”を見せる。そんなめちゃくちゃオクテな彰人にもまた、時折届く“姉”からのメールに表情を曇らせるなど人に言えない悩みがあるよう。
テンポよく展開しながらも、クセ強セレブ男子たちの内に秘めた心情が徐々に見え隠れし始めた『セレブ男子は手に負えません』。次回、シオン(鈴木康介)が髪を逆立ててブチ切れるわ、律(本田響矢)が悶え吠えるわの荒れた展開に⁉
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<文・ニノマエヒビキ>