激ヤバ「スーパートコジラミ」とは? 駆除費に○○万円…最適な対処法を専門家が伝授

世界各地で猛威を振るう害虫「トコジラミ」。そのトコジラミが強化した「スーパートコジラミ」が発生し、日本でも急増しているというウワサが……! 殺虫剤が効かないスーパートコジラミとは、どんな害虫なのか? トコジラミ全般を対策する方法はあるのか?

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そもそもトコジラミとはカメムシの一種で、「ナンキンムシ」とも呼ばれている害虫だ。体長は5~8ミリ程度で、昼はベッドやソファなどに潜み、夜になると人間に噛みついて血を吸う。吸血時間は10~20分で、刺されると夜も眠れないほど激しいかゆみに襲われ、かゆみは1~2週間も続く(個人差あり)。半年で1匹から10万匹に増えるほど繁殖力が高く、1年以上何も食べなくても死なないので生命力も高い。

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害虫の多くは、一般家庭で使われるピレスロイド系殺虫剤で対処できるが、進化したトコジラミには効かないこともあるらしい。害虫に詳しい専門家・白井良和氏いわく、「スーパートコジラミ」こと殺虫剤抵抗性トコジラミは、殺虫剤の抵抗性が通常のトコジラミの約1000倍もあるという。こうした個体が産まれてくる原因は、殺虫剤で死なない遺伝子を持つ親が薬剤耐性を持つ子ども(卵)を産んで、どんどん抵抗性が強まっていくからだ。

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スーパートコジラミを駆除するには、トコジラミ専用の殺虫剤を使うのが一番効果的だ。白井氏によると、「空中に噴霧するのではなく、(トコジラミが潜んでいる場所の)隙間に重点的に噴霧する」のがポイントとのこと。ちなみに、トコジラミは夜行性で明るい場所が苦手なので、リビングにはほとんど発生せず、寝室に潜んでいることが多いという。

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白井氏いわく、「一度トコジラミを自宅に入れてしまえば、数十万円(1部屋あたり5~15万円ほど)の駆除費用がかかることもある」そうだ。とにかく自宅に侵入させないことが大事なので、「段ボールの開封は外か、浴室などで行った方がいい」という。それでも自宅に侵入してきた場合は、トコジラミ専用の殺虫剤のほか、高温スチームクリーナー、冷却スプレー、高温での洗濯・乾燥が対策として効果的だと、白井氏はアドバイスしてくれた。

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なお、このトコジラミ問題について紹介された情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』12月9日放送回は、動画配信サービスTVerで無料配信中。ほかにも同放送回では、不正がどんどん発覚している「政治資金パーティー」をはじめとする「政治と金」問題や、香港の民主活動家・周庭(アグネス・チョウ)氏が事実上亡命したことについても学べる。

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半年で1匹から10万匹に増えて1年以上何も食べなくても死なない害虫「トコジラミ」。しかも、殺虫剤が効かない「スーパートコジラミ」まで急増? 専門家が対策法をアドバイスしてくれた情報バラエティ番組『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ』を無料配信中

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