4度のがんを克服するも天国へ…愛する家族に甲子園で天理(奈良)5番選手が見せた“起死回生の一打”

「夏の甲子園」第108回全国高等学校野球選手権大会11日目となる8月15日、3回戦第1試合で天理(奈良)は高川学園(山口)と対戦。愛する家族を亡くした天理の5番で2年生の関村偉千陽(いちひ)選手が、状況を一変させる一打を放った。

【TVer】「これからもずっと……」天理5番・関村偉千陽選手と生前の祖母の涙なしには見られないやりとり

関村選手が野球を始めたきっかけは祖母。祖母は4度がんを患うも克服し、今夏も関村選手を応援してくれるはずだった。しかし、地方大会のメンバー発表の3日前に逝去。享年82だった。

関村選手は、自分が辛いのにみんなを笑顔にする、誰にでも優しい祖母のことが「大好きでした」と振り返る。そんな愛する祖母からもらった言葉が、「勝って兜の緒を締めよ」。関村選手はこの言葉を野球帽のつばの裏に刻み、「ホームランを打っているところを(天国の祖母に)見せたい」と試合前に意気込んでいた。

高川学園戦には、関村選手の姉が祖母の遺影とともに応援に駆けつけてくれた。家族が見守るなか、天理が3点を追う6回無死一、二塁のチャンスで関村選手は打席へ。

「おばあちゃんは絶対見てくれてるだろう」という思いで関村選手がバットを振ると、打球はセンター前へ。この鋭いタイムリーヒットで天理は1点を返し、反撃の狼煙を上げた。

その後も天理は打線がつながって同点に追いつき、一死満塁の場面で3年生・山中喜晴選手の犠牲フライにより、勝ち越しに成功。8回にも2点を追加し、6対3で高川学園を破って準々決勝へ駒を進めた。

生前の祖母と同じく、みんなを笑顔にした関村選手。「勝って兜の緒を締めよ」という言葉とともに戦う夏は、まだまだ続く。関村選手は、日本一を目指してこれからも戦っていくことを誓い、「ばっちゃん見ててや」と天国の祖母へ呼びかけていた。

なお、逆転劇に沸く天理と高川学園の試合ハイライトは、8月15日に放送された『熱闘甲子園』(ABCテレビ・テレビ朝日系列)で紹介された。

【TVer】亡き祖母と同じく、みんなを笑顔に! 関村偉千陽選手が反撃の狼煙を上げたタイムリーヒット→天理が逆転勝利した感涙必至の瞬間

番組情報

熱闘甲子園
8月5日(水)の開幕〜決勝戦まで連日夜放送 ※休養日除く(予定)※変更の場合あり

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