「こういうべっぴんさんには騙されたらあかんと…」桂枝曾丸、東京での衝撃体験と太田光さんとの縁を語る
和歌山を拠点に活動する落語家、桂枝曾丸さんが6月4日の「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」にゲスト出演。爆笑問題・太田光さんが出演するradiko15周年を記念したオリジナルポッドキャスト「太田光と15人のしゃべり手」の一人に選ばれ、東京でのラジオ収録に参加した。全国の錚々たるメンバーに選ばれた理由とは。そして、東京で体験したという衝撃の出会いとは。その舞台裏を語った。

東京で遭遇した田中みな実さん
――「太田光と15人のしゃべり手」でTBSラジオのスタジオに行かれたそうですね。
枝曾丸:はい。それで収録が終わってエレベーターに乗ったら、田中みな実さんとクリス松村さんがいらっしゃって。もう私ね、あんなにちっちゃい顔や思いませんでした。べっぴんさんでしたな。
――いきなり東京の空気に。
枝曾丸:だって和歌山からですよ!?みかんとかきと梅の、あの和歌山から行って、まさか会うとは思ってませんから。びっくりして。いろんなテレビやニュースを見て「こりゃ悪女やな」と。「こういうべっぴんさんに男は騙されたらあかんな」と思うてたけど、実際目の前にすると、もうメロメロになってしまいました。
――(笑)。
枝曾丸:じーっと見て固まってもうて。そしたら横から視線を感じて、太田さんがずっと見てはってね。「どうにかしたいやろう」みたいなことを、ほんと聞こえるように言うんですよ。私、何にも言うてないのに危険人物扱いですわ。そんなことでずいぶんと「爆笑問題カーボーイ」でネタにしていただきまして。
全国15人の“しゃべり手”という重圧
――そもそも、すごいメンバーの中に選ばれましたよね。
枝曾丸:全国で15人ですよ。一番トップがナインティナインの岡村さんで、次にクリス・ペプラーさん、ジェーン・スーさん、花澤香菜さん…で、その次が私。そりゃあ、えらい落差ですよ。うちの和歌山放送のディレクターからも「配信されたらエゴサーチはやめてくれ」と。「いろんなことを全国から書かれるから、それを見たらきっとショックを受けます。だから見んといてくれ」と言われました。
――ははは。
枝曾丸:たぶんradiko側からすると、岡村さん、ジェーン・スーさん、花澤さんと来て、「ここでちょっと落ち着かそうか」みたいな。ここでグッと、耳がツーンてするぐらいの落差をつけて、本来の姿に戻す、ということちゃうかなと。
ラジオで繰り広げる空中戦が繫ぐ縁
――太田さんが普段から聴いてはるからこその縁じゃないですか?
枝曾丸:もう10年近く前ですかね。和歌山放送の人に「爆笑問題カーボーイで話題にされていますよ、聴いてください」と言われて。そんなことないやろと思って聞いたら(太田さんが)知ってくれてて。これ会ったこともないのにどう反応したらいいんやろうと思いまして、カーボーイで太田さんが言っていたぼやきを、私の番組で「こんなこと言ってますけどね」と扱って、そこからずっと空中戦ですね。
私だけやなくて、広島とか沖縄とか、同じように全国各地におられて。会ったことはないんやけど、一つの番組で話題にされてるもんやから、親戚のような感じになってくるんです。
――面白い関係ですね。
枝曾丸:広島で豪雨災害があったときに、横山雄二さんがチャリティーイベントをされてたんで、突然ご挨拶に行ったんです。「和歌山の枝曾丸です」と挨拶したら、うわーって大粒の涙を流さはって。ぐわーっと抱きしめられました。初めてお会いしたのに。
「おばちゃんの格好させたって」一通の手紙に救われた
――枝曾丸さんといえば、おばちゃんの格好で高座に上がる「和歌山弁落語」も特徴ですが、上方落語協会ではすんなり受け入れられたんですか?
枝曾丸:いや、いろいろありました。今までの上方落語の歴史の中で、鬘を被って女装して高座に上がる人間なんていてないもんですから、そらハレーションは起こります。「落語というのは男が女の仕草をし、伝えて目を瞑っていても分かるようにせなあかん。わざわざ鬘を被って衣装を着るのは落語とは言わんやろ」と。
――ええ。
枝曾丸:それで、ちょっとの間しばらく出番がなかったこともあります。出すには出すけど、普通の男の格好で、と。
――そんな時期があったんですね。
枝曾丸:でも、お客さんがわざわざ繁昌亭に「おばちゃんの格好させたって」と手紙を書いてくださって。ほんまの話です。そういう声に支えられましたね。
番組ではこのほか、入門39年のキャリアや、「二刀流」と銘打った6月6日の落語会の話も飛び出した。全編はradikoのタイムフリーで聴くことができる。




