2児のシングルマザーが切り盛りする天神橋筋の行列店「おばんざい鈴」――学生出産と勘当を乗り越えた再出発

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日本最大級の長さを誇る大阪市の天神橋筋商店街。その一角に佇む「おばんざい鈴」は行列の絶えない料理店です。お客さんのお目当ては、カウンターにずらりと並ぶ手作りのおばんざい。定食はどれも野菜たっぷりでボリューム満点。ヘルシーで美味しくてお腹いっぱいになると評判です。そんなお店を切り盛りするのが村田鈴さん。育ち盛りの息子2人と暮らすシングルマザーです。

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お店のスタッフも、ほとんどが子どもを育てるお母さん。「楽しいことも、大変なことも、同じ気持ちをもっている人と働きたい」と話します。

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朝8時に子どもたちを保育園へ送り出し、お店へ向かう鈴さん。11時30分の開店に向けてご飯を炊き始めます。安さとボリュームが自慢の「おばんざい鈴」。定食に付く惣菜は旬の野菜が中心で、その日に届いた食材から臨機応変に献立を考えます。人気の麻婆豆腐は何軒も食べ歩いて理想の味を追求。具材の切り方や味付けなど、こだわりの詰まった一品です。だし巻き定食のだし巻きは、卵4個を使い、巻き立て出来立てを提供。ふわとろに仕上げているので、ビッグサイズながら女性でもペロリ。そんなおばんざいを求めて開店前から行列ができ、あっという間に席が埋まります。

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午後3時半頃に営業は終了。スタッフはまかないタイムです。鈴さんも談笑しながら、明日の仕込みをし、夕方6時には保育園へ子どもたちを迎えに行きます。

幼い頃から客室乗務員に憧れていた鈴さん。ところが、就職活動の時期とコロナ禍が重なり、その夢を断念します。同時期に妊娠が発覚。当時学生だったために両親は大反対。それでも、「授かった命だから産みたい」と在学中に結婚しますが、ほどなく離婚します。ほぼ勘当状態で親に頼れなかった鈴さんは、ひとりで育てる覚悟を決め、北新地で働き始めます。「夕方、保育園に子どもを預けて夜は北新地で働いて、朝、子どもを迎えに行って育児。このままでは体がもたない」と悩んでいた鈴さん。そんな時、体を元気にするご飯のお店を思いついたのです。

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店を開いて間もなく2年。新たな挑戦は、行列で定食が食べられないお客さんのための「テイクアウトおかずおにぎり」の販売です。

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そんな鈴さんが定休日に子どもたちと遠足がてらに向かったのは大阪の北部にある豊能町。お目当ては、高山地区だけで栽培され、この時期にしか採れないという菜っ葉「なにわの伝統野菜・高山真菜(たかやままな)」。これを使って、新たなおかずおにぎりを作ります。そして、その先には彼女の新たな夢も…!

この春、もう一つの節目を迎えた鈴さん。長男が保育園を卒業するのです。感無量で卒園式を終えた鈴さんが語る胸中とは…。「LIFE~夢のカタチ~」は、4月11日 土曜 午前11時から放送。(ABCテレビ/関西地域で放送、TVer見逃し配信あり)

番組情報

LIFE~夢のカタチ~
毎週(土)午前11時

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