30種類以上の小鉢に、食べ放題のごはんやカレーで890円! 大阪・守口市にあるコスパ抜群ランチのお店 実はたこ焼き屋さん!?
街のおいしい店に潜入し、店主の人柄からにじみ出る人気の秘密を発見するシリーズ「実録!人情食堂」。今回は、サービス満点の激安ランチで人気のお店を取材しました。
大阪・守口市の住宅街の一角にある「たこ焼き・駄菓子 ぷるぷる」。開店前から行列ができ、なかには枚方や富田林など遠方から来た人もいるよう。ですが、たこ焼きや駄菓子を買うために並んでいるわけではないようで…。
みなさんのお目当ては、コスパ抜群の「日替わりランチ」。メインのおかずに加え、30種類以上から取り放題の小鉢、食べ放題のごはん、みそ汁、おでん、カレー、さらにデザートまでついた定食が、なんと890円と破格の安さです。
店主は中村三千代さん。21年前、駄菓子屋さんとして店をスタートさせました。大好きなお菓子を「大人買い」して毎日食べたい――そんな動機から始めたそうで、オープン直後から多くの子どもたちが集まる人気店に。しかし、サービス精神旺盛な三千代さんはそれだけでは終わりませんでした。
「子どもたちがお腹を空かせているから」とたこ焼きを作り、続いて焼きそばも。そして10年前、大人の常連さんの「お腹すいた。何かない?」という一言をきっかけに日替わりランチを開始。「もっと食べ!」と品数を増やすうち、現在のようなスタイルになったといいます。
そんな「ぷるぷる」の朝をのぞいてみましょう。毎朝5時半〜6時ごろから仕込みを始める三千代さん。早朝から作るのは「ブリのあら炊き」です。先日、始めて出したところ、年配のお客さんに大好評で、「またないの?」と再登場を願う熱烈なラブコールに応えました。
そんななか、男性が大量の野菜を運んできました。こちらはSNSで知り合い、交流が始まったという寝屋川市の八百屋さん。大根3本100円、キャベツが1個100円など格安の仕入れ値と人の縁が激安ランチを支えています。
朝8時、ここから一気におかずを作ります。赤こんにゃくの生レバ風や、かぼちゃの煮物、コブクロの炒め物、牛肉のビーフン、カレイの唐揚げ甘酢あんかけ…など30種類以上の調理を、三千代さんはひとりで手際よくこなします。
【動画】小鉢は残さなければいくつ選んでもOK。「好きなものを好きなだけ」食べてもらうことで食べ残しがなくなり、フードロス削減につながったそう。
三千代さんの実家はお寿司屋さん。料理は小さいころから身近にありました。「習ってもないし、ほんまに自己流。自分の好きな味だけ作ってる」という飾らない家庭の味が、多くの人を引きつける秘密のようです。
まもなく現れたのは、三千代さんの夫・隆太さん。手を洗って取りかかるのは、お店の人気メニュー、ボリューム満点ハンバーグの仕込みです。隆太さんは「(生地が)めちゃめちゃ冷たい」「もう感覚ない」とボヤきながらも、50人前の生地を1時間もかけてこね上げます。
店の隣で不動産業を営む隆太さんですが、仕込みを手伝うこともしばしば。「お客さんが“三千代さんのハンバーグ最高や”って言うてくれるけど、(夫は)“俺のハンバーグや!”って言ってる」と三千代さんは笑います。
完成した料理をスタッフ総出で小鉢に入れているともう午前11時半。「ぷるぷる」の開店時間です。30分も前から並んでいたお客さんが店内へ。今日は人気ナンバーワンのハンバーグがメインの日とあり、いつにも増して盛況です。
「せっかくの1日の1食をここで選んでくれたんやったら、いっぱい食べてほしい」「ただもう、それだけのためにやってる」と三千代さん。安さと味だけではない、店主のあふれる愛情がみんなを笑顔にする「ぷるぷる」はとっても素敵な人情食堂でした。
「実録!人情食堂」は、2月16日(月)放送の『newsおかえり』(ABCテレビ 毎週月曜〜金曜午後3:40〜)で紹介しました。

















